アイスクリームやかき氷を早く食べると、急に頭の奥がジーンと痛む事があります。
それは、アイスクリーム頭痛と言われるもので、顔面神経痛などという方もいます。
今回は、そんな顔に痛みを出す神経について解説します。
顔面神経痛?
冒頭でも書きましたが、よくある勘違いの中に顔の痛みがあると、顔面神経痛と言われる事があります。
解剖学的な細かい話ですが、顔面神経は12対ある脳神経のなかの第7番目の神経で、運動神経なので痛みは出しません。
顔面神経痛というよりも、顔面部の神経痛という方が言葉としては正しくなります。
顔面神経は運動神経なので顔面神経麻痺を起こすと、頬が動かない、まぶたが開かないなどの運動がマヒする症状があります。
三叉神経痛!
顔面の神経痛は脳神経のなかの第5番目の神経は、感覚神経と運動神経が合わさっている三叉神経の神経痛が原因です。
三叉神経は眼神経、上顎神経、下顎神経の三つの枝に分かれるため三叉神経と言われます。
よく言われるアイスクリーム頭痛はこの三叉神経の痛みです。
ちなみにアイスクリーム頭痛は痛みが有るときにおでこに氷など冷たい物を当てると止まると言われますが、温かいお茶やお湯を飲む方が、スッと痛みが引いてきます。
偏頭痛もアイスクリーム頭痛と同じ
また、偏頭痛も三叉神経の痛みと言われています。
偏頭痛になるとズキズキと痛むのは、三叉神経と迷走神経(自律神経系)と頸動脈が寄り添っているため、動脈の拍動と自律神経緊張と相まって三叉神経も緊張することが原因です。
動脈の拍動に合わせてズキズキと三叉神経が痛むわけですね。
今回の顔面神経痛のように、意味はわかるけど、間違えやすい言葉っていろいろとありますね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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