患者さんの症例|サッカーで股関節を負傷した小学生

患者さんの症例

小学生の男の子が、サッカー中に股関節を負傷し、当院に来院されました。

試合中に、ボールを蹴っていて股関節をひねったようです。

傷めた後も、走ったり練習ができたので無理をしていましたが、年末の休み中に痛みが悪化し病院で見てもらっても痛みがなかなか取れず、当院に来院されました。

細かく検査をしていくと、股関節の動きの悪さや、太もも内側の筋肉や股関節を曲げる筋肉を押さえると痛みが強くあり、股関節を曲げた時とあぐらのように開いた時に痛みが強くあるようでした。

さらに骨盤や背骨のバランスをチェックしたところ、仙腸関節という骨盤の真ん中にある関節が左右で大きく痛みの差があり、関節の運動による差も大きく出てきていました。

そこでバランスチェックを行い、股関節、骨盤、背骨とそれぞれの連動性を高めながらそれぞれを正しい位置に矯正していきました。

動きの幅や圧痛を確認し、左右差がなくなったところで下肢の屈伸運動、もも上げ運動など検査をしていき、痛みが出ないことを確認して今日の治療を終わりました。

カウンセリングと検査を十分に時間をとって行なったので、治療は時間にして約10分。

ほとんどの痛みの症状が取れ、今後の自宅でのメンテナンスと現状の説明をしました。

ケガは、痛みが取れても治ったわけではありません。

しっかりと原因を取り除き、元に戻りにくくするエクササイズなど日々のメンテナンスがしやすくなる状態まで回復し、初めて治癒となります。

無理をすれば、またケガをして痛みがぶり返します。

しっかり整えることで、痛みが出にくくなってきます。

股関節、ひざの痛や成長痛などでなかなか治らない方はご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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