今治市上徳の星野鍼灸接骨院院長の星野です。
今日はアイシングの意外な使い方についてお話しします。
動画でも解説していますので、そちらの方もご覧くださいね。
腰痛・肩こりを治す?湿布の代わりにアイシングの動画はこちら
慢性的な痛みの代表といえば、腰痛や肩こりですよね。
ずっと座りっぱなしでいると、だんだんと腰や肩の筋肉が張ってきて痛みが出てくるという方はとても多くいらっしゃいます。
慢性的な腰痛や肩こりのイメージは、同じ姿勢が続き伸びにくくなったり、痛みで長く座っていられないというものが多いのではないでしょうか?
そんな慢性的な腰痛や肩こりの原因は血行不良によるものです。
筋肉の緊張が血行不良を招く
座ったり立ったりにかかわらず、長時間同じ姿勢をとっていると、常に同じ筋肉に負担がかかるようになり、その筋肉が緊張してきます。
腰の筋肉が緊張すると、腰の背骨を曲げたり伸ばしたりすることが出来にくくなり、背骨の周りにある体を支えてくれるインナーマッスルが固まってきてしまいます。
腰を支える「インナーマッスル=内側の筋肉」が緊張することにより腰が不安定になり、腰を動かす「アウターマッスル=外側の筋肉」が無理に腰を支えようとするため、こちらの筋肉にも緊張が広がってきます。
筋肉には血管がたくさんあるため、筋肉が緊張することにより血管が締め付けられ循環が悪くなってきます。
循環が悪くなることで筋肉の代謝がさらに悪化し、痛みが出てくるようになるということです。
つまり…
同じ姿勢が続いて
↓
「支える筋肉=インナーマッスル」が緊張してくる
↓
「動かす筋肉=アウターマッスル」が緊張してくる
↓
血行が悪くなる
↓
筋肉の緊張が悪化する
ということです。
アイシングが湿布の代わりに?
痛みが出てくると、湿布を貼って様子を見る場合が多いようです。
湿布で冷やしてあげると、痛みが少し和らぐ感じになり動けるようになってくると言われる方が多いです。
湿布に含まれる抗炎症剤や痛み止めの成分と、冷却ジェルの効果が腰痛の原因となる筋肉の緊張を緩和してくれるようです。
筋肉の炎症や緊張を取る目的で、湿布の代わりに氷で冷やすアイシングをすることで、より腰痛が楽になります。
アイシングの効果
ケガの時に患部にアイシングをするイメージがありますよね。
アイシングすることで、血液を患部に集め炎症を抑えてくれます。
その後アイシングを外すと、血行が良くなるため代謝の回復が起こり、ケガが早く回復するという事です。
慢性的な筋肉の緊張に対しても、緊張部分を冷やす事で患部に血液を集め、同じように回復を促してくれるようになります。
冷やす時に注意しないといけないポイントがあります。
市販の氷枕や冷却材ではマイナスの温度になるので、直接当てると凍傷を起こしてしまうため、タオルを巻いて使用するか、袋に氷を入れて直接冷やすようにしてください。
アイシングの後に温めるのが大事
凝っている部分を冷やす事で、血液が集まって炎症を抑えてくれるようになりますが、氷を除けるだけではなかなか患部が温まってこないという点が問題になります。
冷やしてあげた後、温める事でより急速に血行が回復し循環が良くなるため、筋肉の代謝がますます良くなって、緊張緩和とともに疲労回復も起こってくるという事です。
温めてあげるのは、写真のように蒸しタオルのようなもので冷やした箇所を温めてあげてもいいですし、お風呂で温めてあげるのも効果的です。
また、お灸もとても効果的です。
冷やす時間と温める時間の目安
アイシングで冷やす時間は急性のケガと慢性の痛みでは違います。
慢性的な痛みについては、冷やす時間より温める時間を長めに取ると、より効果的に筋肉の緊張を取ることが出来ます。
目安時間は、
5分冷やす ➡ 10分温める
です。
アイシングは慢性的な腰痛だけでなく、肩こりやスポーツの後の筋肉痛にも有効です。
ケガでなくて有効な、とても簡単なアイシングで慢性的な痛みに対処してみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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