肩こりにマッサージ、と言う方は多いと思います。
日本の人口の中で70%以上の方が肩こりを感じたことがあり、35%近くの人が肩こりにマッサージやストレッチを行うと言う統計もあります。
また、2016年の肩こりランキングで愛媛県が全国5位にもなっている肩こりが多い県だそうです。
肩こりを感じる人が行うことが多いマッサージですが、実はマッサージで筋肉をゴリゴリほぐすのは体にとって逆効果になることも。
今回は、実際にマッサージが逆効果になる理由と、マッサージの後に体がだるくなると言うのをご自身で体験してもらいます。
接骨院ではマッサージできない?
肩こりになると接骨院に行ってマッサージ、と言う方も中にはいらっしゃるかもしれません。
実は接骨院で保険を使ってのマッサージというのは、法律で禁止されています。
そもそも、接骨院を開院するには柔道整復師と言う国家資格が必要ですが、柔道整復師はマッサージをしてはいけない決まりになっています。
法律上でマッサージができるのはあん摩マッサージ指圧師とお医者さんのみ。
つまり接骨院で保険を使ってマッサージをすると言うのは、資格がない人が行う違法行為になります。
また、接骨院で保険が使えるのは直近のケガのみなので、そもそも保険でマッサージをすることは違法です。
マッサージの目的
マッサージを行う目的は、筋肉をほぐすため・・・と思っている方も多いかもしれません。
もちろん筋肉をほぐすと言う意味もありますが、マッサージを行うことにより、手足先から体の中心に戻る血流が改善し、筋肉をほぐしたり内臓の働きや神経働きを改善するのが目的です。
ゴリゴリと強く揉んだりすると、筋肉や関節を傷めてしまい、ケガをしたのと同じような状態になってしまいます。
強く押して気持ちがいいと感じるのは、傷口を押さえると「痛気持ち良い」状態と同じで、ほぐれて気持ちが良いわけではありません。
実際に体験してみよう
では、マッサージが体に良くないと言うことを実際に体験してみてください。
やり方です。
マッサージ前検査
①両手をグーにして前に出す
②グーにしたまま手首を上下に動かす
③腕の張りや手首の動き具合を確認し覚えておく
マッサージ
①片一方の手を手首から肘までゴリゴリほぐす
②もう片方の手を手の甲から肘まで5回軽くさする
マッサージ後検査
①両手をグーにして前に出す
②グーにしたまま手首を上下に動かす
③マッサージ前の腕の張りや手首の動き具合と比較する
どうでしたか?
マッサージ後の検査で、手の甲から肘まで軽くさすった方が、手首の曲がりがよくなっていませんか?
つまり、マッサージでゴリゴリほぐすと体にとっては負担になっている、と言うことです。
動画の方がわかりやすいので、こちらもご覧ください。
※冒頭の動画と同じものです
体には適切な刺激量がある
マッサージは身体を傷めてしまうということがご理解いただけましたでしょうか?
もちろん、マッサージでも適切な方法で行うことにより、体に有効な場合もあります。
ただし、今回のようにゴリゴリ強く揉むのを好む方もいますが、実は逆効果になり、身体をよくするはずが悪くなっていた、ということです。
自分で思うようにゴリゴリマッサージするのではなく、肩こりが気になる時には当院にご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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