シーバー病の治療|歩くとかかとが痛む期間を少しでも短くする方法

お子さんにこんな悩みはありませんか?

✅歩きはじめに痛みがある
✅踵の痛みが1ヶ月以上続き、なかなか治らない
✅歩いていると段々と踵の痛みが出てくる
✅クッション性のインソールを入れてもあまり痛みが変わらない
✅病院で成長痛なので安静にと言われたがあまり痛みが変わらない
✅子供がスポーツをしているが、踵の痛みで十分な練習ができない

スポーツをする小学生の男の子に多くみられる痛みで、かかとの骨に炎症がある場合が多く、シーバー病と呼ばれます。

今回はシーバー病でお悩みの方に、かかとの痛みを少しでも早く解消する治療についてお伝えします。

歩くとかかとが痛い!子供のかかとの痛みの原因と対処法|今治市 星野鍼灸接骨院

シーバー病とは成長痛?

小学生のお子さんのかかとの痛みで病院に行くと、シーバー病と診断され、成長期に多い「成長痛と同じようなもの」と言われることが多いです。

シーバー病とは、10歳前後で活発に運動をしている男の子に多いかかとの痛みで、足の後ろ側に痛みがあり、運動をしているときや運動後に痛みが強くなるのが特徴です。

子供の成長期に多く、成長軟骨(=成長期に骨が伸びるところ)を、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が引っ張ることで炎症を起こし痛みが出ます。

成長期に多くみられますが、運動時の足の使い方や運動のしすぎによりかかとの骨に過度の負担がかかるため、成長による痛みというよりも「使い過ぎによる痛み」です。

シーバー病の原因は?

シーバー病は、運動や遊びの中でかかとに過剰な負担がかかると出てきやすくなります。

歩きすぎたり運動のしすぎで足の筋肉を使い過ぎることにより、アキレス腱やふくらはぎの筋肉が緊張します。

ふくらはぎの筋肉はかかとの骨に繋がっているため、運動のし過ぎによりかかとの骨が強く引っ張られ、かかとの骨に炎症を起こします。

かかとの負担を減らすために運動を休んだり、かかと部分にクッションをして炎症が早く引くように安静にするように指示されます。

シーバー病

少し休むと痛みが軽減してくるので、すぐにスポーツをしたくなりますが、成長軟骨(=成長期に骨が伸びるところ)より先端部分に強い負担がかかり続けると、図のように骨が分裂してしまうため、さらに治療に時間がかかってしまうことがあります。

スポーツでのケガや運動のしすぎで痛みがある場合には、痛む期間をより短くするために負担が少なくなるよう安静にすることが大事です。

また、かかとの痛みはふくらはぎの筋肉の緊張から痛みが出やすくなるため、ストレッチを指導されることがあります。

ところが、自分自身で筋肉や炎症の状況に合わせて効果的にストレッチを行うことは10歳前後では難しいため、なかなか思うようにいかない場合も多いです。

シーバー病の治療期間を短くする方法

それでは、ストレッチより簡単でいつでもどこでもできる方法をお伝えします。

かかとの痛みがなかなか改善しない理由は、立っているだけでもかかとに負担がかかってしまい、安静にしにくいことです。

つまり、かかとの負担が少なくなる立ち方をしてあげることで、少しでも痛む期間を短くすることができるようになるということです。

それでは、かかとの負担が少なくなる立ち方についてお伝えします。

・かかとの負担を減らす立ち方

①体の幅もしくは足の横幅分開いて立つ
②足先が平行になるように足を揃える
③膝の力を抜く
以上です。

もし余裕があれば、
④歩くときにも足先が平行になるように足を揃える
も気をつけてみてください。

少しでも安静にする時間が長くなるように、日常生活でも心がけてみてくださいね。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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