腰痛でお悩みの患者さんは当院にも多くご来院されています。
日本整形外科学会の調査では、3000万人が悩んでいるとも言われる腰痛の症状は、ほとんどが動いた際に痛むというものです。
その中でも動きはじめに痛みを訴える方が多く、朝起きる時に痛むという方もいらっしゃいます。
寝起きに少しでも楽に起きたい・・・そんな方のために、今回は寝方に合わせたクッションの使い方をお伝えいたします。
腰痛の寝方は仰向けと横向きはどっちがいいの?
腰痛のお悩みを抱えている方にお聞きすると、ベッドに寝る際に仰向けがいいのか横向きがいいのかよく分からない、と言われます。
腰痛の際の寝方には、姿勢や症状によって痛みの出方が違うため、それぞれに合った寝やすい向きがあります。
横向き姿勢の方が楽に寝られるタイプは、反り腰や出っ尻と言われる姿勢の腰痛です。
この姿勢の方は、背中や腰の筋肉が緊張していて、寝た時に腰が反ってベッドから浮いている状態になる場合が多いです。
なので、腰が反ってしまう仰向けに寝るよりも、腰を丸められる横向きの方が楽に寝ることができます。
また、仰向けに寝る姿勢が楽なタイプは、坐骨神経痛や腰からお尻に痛みがある方です。
このタイプの方は、腰の筋肉だけでなくお尻の筋肉や太ももの筋肉も緊張しているため、横向きになると片側にかかる負担が大きくなり、痛みが出やすくなります。
ですので、体全体で体重を支えられる仰向けの方が楽に寝ることができます。
それでも、やはり痛みが出やすい、寝方の癖で横向きだとぐっすり寝られないという方のために、クッションを使って仰向けでも横向きでも楽に寝られるサポートができる方法をお伝えいたします。
腰痛でも楽に寝られるクッションの使い方
寝方の癖で、仰向けや横向きが楽という方のために、ちょっとしたポイントで楽になるクッションの使い方をお伝えします。
反り腰だけど、普段仰向けに寝るのが多いという方は、膝の下にクッションを入れたり、膝より下を少し持ち上げるように少し曲げてあげると寝やすくなります。
膝を少し曲げることで、腰の筋肉が緩み反り腰が軽減するため、仰向けでも楽になります。
一方で、普段から横向きに寝る方で腰からお尻に痛みがある方の場合は、抱き枕のようにクッションを抱えて寝るか、痛みがある方を上にして膝の間にクッションを挟んで寝ることで寝やすくなります。
横向きでクッションを抱えることで体重が分散し、片側だけに体重がかかりにくくなるため痛みが出にくくなります。
また、痛い方を上にして膝の間にクッションを挟むことで、お尻と足の筋肉を緩めることができ、横向きでも寝やすくなります。
クッションをどこに置くかで腰にかかる負担が変わります。
ぜひご自身が寝やすい姿勢を見つけてみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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