肩こりは腰痛と並んで日本人の2大国民病とも言われ、日本人の約7割が経験しているともいうデータがあります。
当院にご来院の方の症例でもやはり肩こりは多く、中学生から90代のご高齢の方までご来院されています。
ご来院の方のお悩みの多くは、どんな原因があるのか?どんな対策をすればいいのか?教えて欲しいというものです。
枕が合わない?姿勢が悪い?運動不足?スマホの見過ぎ?など色々な要因がある中で、今回は特に質問の多い枕と姿勢に要点を絞ってお伝えします。
動画でも解説していますので、肩こりでお悩みの方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。
肩こりの原因は枕?枕を変えれば楽になるの?
肩こりの方から、寝起きに凝ってる感じがあるので枕を変えれば楽になるの?という質問をいただくことが多いです。
この質問の結論から言うと、枕を変えると楽になる場合があります。
必ず楽になるという訳ではありませんが、枕の高さによって寝返りのしやすさが変わるため、寝起きの肩こり症状が楽になってきます。
寝起きに肩が凝っている感じがする方は、枕が高い場合がほとんどです。
自分に合った高さの枕に変えることで、楽に寝られて睡眠が深くなることはありますが、肩こりの根本的な原因の解消にはなりません。
仕事中や家事をしていて肩が凝ってくるのは、筋肉が緊張し血行が悪くなるためなので、枕を変えるだけでは日常生活での肩こりはなかなか楽になりにくいです。
枕は寝るときの肩や首の負担を減らしてくれますので、睡眠や寝起きは楽になると言うことです。
枕に関しては、こちらのブログでも紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
肩こりを改善するためのタオルを使った枕の高さを合わせる方法
低反発の枕が肩こりの原因に?横向きや仰向けの寝方タイプ別の枕選び
姿勢がよくなれば肩こりが楽になる?コリの原因となる姿勢とは?
肩こりでお悩みの方は、仕事やスマホを見ているときに凝りやすいと言われます。
デスクワークをしたりスマホを見るためにずっと下を向いていたりすることで、首を下に向けることが長くなり、首や肩の筋肉が緊張するため、肩こりを感じるようになります。
また上向きの作業や腕を上げたまま作業しても、やはり首や肩の筋肉が緊張するため肩が凝ってきます。
下向きのデスクワークは肩こりのイメージがありますが、実は上向きの作業が続いても肩こりを感じる方は多いです。
下向きだけでなく上向きの作業や腕を上げている姿勢でも肩こりを感じる方が多いのは、姿勢の向きが肩こりの原因ではないからです。
姿勢の向きよりも、同じ姿勢で長時間仕事やスマホを見ることで同じ筋肉に緊張が続き、血行が悪くなり肩こりがひどくなってきます。
もちろん姿勢がよくなれば肩こりは楽になります。
姿勢の向きによって肩こりがひどくなるのではないので、背中をまっすぐ伸ばした姿勢がいいということではありません。
いい姿勢というのは、楽に動ける重心の安定した状態で筋肉も柔軟性があるため、血行が良く肩も凝りにくくなります。
肩こりが悪化する原因〜血行不良を解消する対策方法
筋肉がこわばってくると血行不良を起こし、肩こりが悪化してくるため、血行が良くなる状況を作ることで肩こりを改善していくことができます。
その対策として今回は簡単にできる姿勢のリセット方法をお伝えします。
姿勢リセットのやり方
姿勢をリセットする方法は立って行います。
①足を身体の幅に開いて立ちます
②足先をまっすぐにして両足を平行にします
③両手をバンザイのように上にあげます
④息を吸いながら3秒間手を上げながら伸びます
※この時に爪先立ちになってもOK!
⑤伸ばした後一気に脱力します
これを5回繰り返します。
姿勢リセットで身体を精一杯伸ばすことで、固まっていた背骨も全身の筋肉に力が入るようになります。
力を入れた後に一気に脱力することによって、血行も良くなり肩こりが楽になってきます。
肩こりで枕が合わない、同じ姿勢が続いてコリがひどくなるのも、姿勢がリセットされて動きやすい状況が作れると、楽になってきますので是非一度試してみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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