日本人に多くみられる身体の不調の第1位は、腰痛です。
3000万人の患者数とも言われる腰痛にお悩みの方は、当院にご来院される方でも一番多くいらっしゃいます。
テレビや雑誌、YouTube動画では、腰痛予防のために筋トレやストレッチなどのエクササイズがたくさん上がっていますが、それだけではなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
今回のブログでは、筋トレやストレッチしても改善しない腰痛についてまとめてみました。
エクササイズでもなかなか改善しない、また悪化を防ぐポイントは姿勢にあります。
以前から腰痛のある方、ストレッチしても良くならない方の参考になると思いますので、是非ご覧になってみて下さい。
腰痛の原因と症状
一般的に腰痛の原因と言われるものは、
・運動不足
・重いものを持つ
・同じ姿勢が続く
などが挙げられます。
こういった原因で腰痛になり病院に行くと、レントゲンやMRI検査をして何かの異常があると、腰に痛みが出てるとされます。
多く見られる異常は、椎間板ヘルニアや腰の背骨の変形です。
ところが、それが原因ではないということが、10年以上前から言われるようになりました。
それは、職業や性別、年齢や体格が同じグループを腰痛の有無で分けたところ、変形やヘルニアが見られる割合はどちらのグループも変わらない、という研究結果からです。
変形やヘルニアよりも、運動不足や同じ姿勢が続くような、一定の筋肉に無理がくるような状態の無理な姿勢によって痛みが出てきます。
腰痛予防に筋トレやストレッチで改善しない理由
腰痛の予防に筋トレやストレッチなどのエクササイズを行うのは、
・筋トレ⇒筋力・柔軟性アップ
・ストレッチ⇒筋肉の緊張緩和
という目的です。
テレビや雑誌、YouTube動画などでは、いろいろなエクササイズが紹介されています。
ところが、実際に効果があるものでも痛みがとれない場合があります。
その理由は、エクササイズを行うときの姿勢にある場合がとても多いです。
実は、腰痛は腰に負担がかかる姿勢で動くために痛みが出てきます。
普段の生活の中でも、負担がかかりやすい動作が多かったり、しんどい姿勢で仕事をしないといけない場合が多くあります。
そういう姿勢が続くことで、腰の負担が大きくなり、例えば、腰を曲げる時に痛む腰痛の原因でも、お尻や腰の筋力低下や腹筋や足の筋肉が緊張することにより、腰に負担がかかるためです。
一部の筋肉に負担がかかる
↓
筋トレでさらに負荷がかかる
↓
腰痛がなかなか改善しない
という流れになってしまい、エクササイズを行ってもなかなか改善しないということになります。
筋トレで腰痛を悪化させないポイントは姿勢
腰痛になりやすいのは、腰に負担がかかる姿勢で動くことですが、動きやすい姿勢になれない⇒無理に筋トレをしている状態です。
先ほどもお伝えしたように、普段の生活の中で負担がかかりやすい動作が多かったり、しんどい姿勢で仕事をしないといけなかったりすることと同じことになります。
筋トレやストレッチで腰痛を悪化させず、効果を上げるポイントは、エクササイズする姿勢に気をつけることです。
安定した姿勢=動きやすい姿勢でエクササイズ⇒腰痛予防につながります。
エクササイズを行う時には、指導してくれる方がいたら教えてもらいながら行うのがベストです。
また、テレビや動画を見ながらする場合であれば、誰かに見てもらいながら動画との違いを確認しながら行ったり、エクササイズ中の動画を撮影して自分で確認しながら行うのもおすすめです。
ちょっとした姿勢に気をつけるだけで、エクササイズの効果は違ってきますので、動きやすい姿勢や無理のない動作を意識してみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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