肩こりは、約3000万人にも上るというデータもあり、もはや国民病というほど、お悩みの方の多い症状です。
特に、夏になると肩こりがひどいと言われる方がおられ、当院にご来院の方の中では特に女性に多くいらっしゃいます。
今回、50代の事務職をされている女性の方で、肩こりや頭痛があり体がだるい症状でお困りの方がいらっしゃいました。
原因の一つが冷房でしたので、それの解消方法としてブログにまとめました。
同じようにお悩みの方のお役に立てると思いますので、是非ご覧になってみてください。
ひどい肩こりの原因は血液の流れが悪いこと
一般的に肩こりの原因と言われるものには、
・デスクワークが多い
・運動不足
・体が硬い
など、同じ姿勢が続いたりして、疲れてくることにより起こりやすいと言われています。
実はそういった原因の裏に隠れている根本的な要因があります。
それは、姿勢が悪いことです。
姿勢が悪い状態が続く
↪︎姿勢をよくするために踏ん張る
↪︎筋肉が硬くなる
↪︎血流が悪くなる
↪︎神経の緊張や炎症が起こる
↪︎コリや痛みに繋がる
このように、姿勢が悪い状態が続くことで筋肉が緊張してしまうため、デスクワークや運動不足により、ますます筋肉が硬くなりやすく、肩こりが悪化しやすくなります。
ひどい肩こりで体がだるいのは冷房で冷えすぎているかも
夏になって肩こりがひどくなるだけでなく、体がだるくなると言う方もいらっしゃいます。
「肩こり+だるさ」を訴える方は女性に多く、冷房などで体が冷えることが原因です。
実は、体が冷えることによっても体は緊張してきます。
冷房や冷たい飲食により体が冷える
↪︎体温を維持しようとする
↪︎自律神経が緊張
↪︎血管が収縮
↪︎血流が悪くなる
↪︎体が緊張し疲れやすく、だるくなる
といった具合です。
また、冷房の効いた部屋から猛暑の屋外への出入りを繰り返すことで体がだるくなるのも、同じように自律神経の緊張が原因です。
何度も繰り返す温度変化に体を対応させようと自律神経が頑張り、神経が緊張し働きが乱れることで体の不調が起こりやすくなります。
冷えからの肩こりがひどいと頭痛にもなります
冷えて筋肉が硬くなると、体のだるさだけでなく頭痛も起こることがあります。
冷えて起こる頭痛には2タイプあり、
①頭を締め付けるような頭痛は緊張性頭痛といい、肩や首の筋肉が緊張することによりギューっと固まるような重く痛い頭痛と、
もう一つは②頭がズキズキする偏頭痛で、こちらは自律神経の緊張から脈打つように痛むという特徴があります。
どちらの場合も、冷えることにより筋肉が緊張し血行が悪くなったり神経の働きが悪くなることにより起こるため、まずは冷えを予防していくことが大事です。
それでは、夏にひどくなる肩こりと頭痛や体がだるくなる際にできる対処法についてお伝えします。
対処法
①冷房をかけて寝る場合
寝るときにタイマーで冷房が切れるように設定し、タイマーが切れると暑くて目が覚めることがありますよね。
朝まで寒くない温度設定と、寝具や服装を調整して朝まで気温が変わらないようにつけたまま過ごす方が体にとっては楽になります。
ポイントは、夜寝る時の室温と朝起きる時の室温がほとんど変わらない状態にすることです。
これだけでも、体がだるくなることを予防しやすくなります。
②お風呂に浸かって汗を出し、体温をリセットする
汗をかいて血行を良くし、リラックス状態を作ることで自律神経の緊張がより早く回復します。
全身浴でもいいですが、のぼせやすかったり苦手な方は、手足の温浴がおすすめです。
手は肘から下、足は膝から下を40~42℃のお湯に10~15分入れると、全身からじわっと汗が滲んでくるようになります。
全身浴の場合は、39~40℃のお湯に胸の辺りまで浸かり、肩を冷やさないようにタオルやお湯をかけたりしながら、じわっと汗が滲んでくるくらい入ると効果的です。
のぼせやすい方は無理せず、できる範囲でやってみてください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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