日本人の体の悩みで一番多いのは腰痛というデータがあります。
当院にご来院の方にお聞きすると、腰痛時の立ち座りの痛みに悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
いろいろなお話をお聞きしていると、楽に立ち上がる方法はないですか?という質問をいただくことが多いです。
特に立ち上がりの痛みを感じるときは、
・長時間同じ姿勢が続いた後
・長時間のデスクワークや作業
・車の乗り降り
といった際に多いようです。
今回のブログでは、立ち上がりに痛む腰痛の原因とその解消法についてまとめてみました。
腰痛で立ちすわりに不安がある、立ち上がる際に腰が伸びにくいといった方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。
どんな姿勢で腰が痛む?腰痛の原因を減らすポイントは?
腰痛の原因は、上半身と下半身の中間にあるためどちらの負担も受けやすいというところにあります。
例えば、体が左に傾いている姿勢でも上半身と下半身では力の入る箇所が違うため腰にかかる負担が変わってきます。
写真のように、上半身では倒れないように右の腰に引っ張る力がかかりますし、下半身では踏ん張って支えるために左の腰に力が入ります。
上半身・下半身両方の負担がかかるため、姿勢の影響を大きく受けやすいということです。
負担の大きな姿勢が続くことで疲労したり、腰に負担のくる無理な動作になってしまうため、腰痛を引き起こします。
また、同じ姿勢が続くことでも腰痛が多くなります。
同じ姿勢が続くと筋肉が緊張して動きにくくなり、かたよった姿勢で固まっている状態で動作をすることが、痛みにつながる原因です。
また、動きにくいところの代わりに、動ける部分が頑張ることで局所的な負担がかかり続けると、楽な姿勢に戻しづらくなります。
その結果として腰痛が慢性的になってきます。
まずは楽に動きやすい姿勢を作ってあげることで、腰痛の予防ができるようになってきます。
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腰痛の原因から見た立ち上がりに痛むのを解消するポイント
立ち上がる際に腰が痛むのも、楽に立ち上がる姿勢が取りにくくなっているためです。
楽な姿勢が取りにくくなっているため、腰に負担がかかる姿勢で立ち上がることで腰を傷めやすくなります。
立ち上がる際には、体を支える前後のバランスが大事です。
腰にかかる負担を減らすためには、腰よりも足にしっかり力が入るかを意識すると楽に立てるようになります。
気をつけるポイントは3つです。
①足の位置
②足の向き
③体の使い方
足の置く位置や向きを少し意識することで、下半身が安定し楽に立ち上がれるようになります。
腰痛でも楽に立ち上がりができる方法
それでは、イスに座った状態から楽に立つ方法をお伝えいたします。
先ほどお伝えした3つのポイントについて詳しく説明します。
①足の位置
・足先が膝より前に出ないところに置く
・膝が股関節の位置より下になるとさらに立ちやすくなります
②足の向き
・足先は平行にして正面に向ける
※指の向いている方向に力が入るため
③体の使い方
・①②の足の位置で体を前に倒していきます
・自然に足先に力が入るので、足を伸ばして腰を起こします
立ち上がる際のイメージは、真上に立つというより前に倒れる(スキージャンプのような)感じです。
足先に力が入るのが分かりにくい場合は、足を前後にして歩き出すような感じで同じようにやってみてください。
今回は、立ち上がりで腰が痛む時に楽に立つ方法についてお伝えしました。
ポイントは足の裏でしっかり踏ん張れているかです。
無理せず少しずつ姿勢を変えたりしながら、やってみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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