2月に入り、愛媛マラソンも終わりましたね。
今年は60周年ということで、人間で言えば還暦になります。
これだけ長く続くのもすごいことです。
長く続くといえば、花粉症のお悩みも長く続くことが多いですよね。
当院にご来院の方の中にも数年〜数十年に渡って、花粉症の悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
どんなお悩みが多いのか詳しくお聞きすると、
・鼻炎があってひどい時にはティッシュが手放せない
・鼻づまりで息をするのが辛い
・くしゃみや鼻水で外出するのがユウウツになる
といったことがあるようです。
外出するにもティッシュが手放せなかったり、出かけるのが憂鬱になったりすると辛いですよね。
そこで今回は、花粉症について解説し、鼻炎がひどい時の解消方法をまとめています。
ぜひ一緒に解消していきましょう!
今日は鼻炎がひどい??花粉症と風邪の見分け方
鼻炎は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが3大症状と言われます。
花粉が体に入ることでアレルギー反応が起こり、粘膜の炎症からこれらの症状が起こりますが、風邪の時にも同じような症状があります。
風邪はウイルスや細菌などの感染により粘膜に炎症を起こし、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を引き起こします。
かぜも花粉症も同じような症状が起こりますが、鼻水のタイプに特徴があります。
花粉症の場合、サラサラとした流れるような鼻水が出てくることが多いです。
一方で風邪の場合は、黄色いネバっとした鼻水が出てくることが多いです。
花粉症もかぜも体、特に首筋や肩甲骨周りが冷えると体全体を冷やさないようにする防衛反応が起こり、熱が出てきます。
この熱の出方が花粉症の場合には、緩やかで少しずつ熱が出てくるのに対して、風邪の場合には急に熱が上がります。
風邪の時には、ウイルスに対抗するため早く熱が上がり、高熱が続くことから鼻水もネバっとしたものになってきます。
また、花粉症の際には3大症状の他に目の痒みが出てくることも特徴です。
目が痒くてサラサラの鼻水は花粉症、ネバっとした鼻水は風邪と覚えておくといいかもしれません。
花粉症でひどい鼻水・鼻づまりの症状を改善するポイント
花粉症は、花粉が体に入ったときに免疫によって自律神経に反応が出ることで起こります。
自律神経には、血管を広げたり狭めたりして血液の流れを調整する働きがあります。
花粉が体に入ってくると自律神経が反応し、血管が広がり目が充血して涙を流したり、血液が鼻に大量に集まることで鼻水を大量に出したりします。
また、血管が広がることで鼻の粘膜が腫れて鼻づまりを起こします。
本来であれば一時的にしか起こらない自律神経の反応が過剰に起こってしまうのが、免疫の異常=アレルギーです。
花粉をはじめとする外からの刺激物質に対して抵抗してくれる免疫の異常は、体が冷えることにより起こりやすくなります。
体の冷えを予防するにはお風呂や適度な運動が最適ですが、さらに大事なポイントがあります。
それは、お腹を冷やさないことです。
実は免疫細胞の60〜70%は腸にあります。
お腹の温度が上がることで腸の働きも良くなり、免疫が正常に働きやすくなるので、花粉症などのアレルギーが改善されやすくなります。
また肩甲骨から首にかけて血行を良くして、体を温めることも大事です。
肩甲骨から首の周りには、体温を上げる細胞がたくさん集まっています。
この部分が冷えることで体温を上げようと働くのですが、冷えたままでは体温がなかなか上がりません。
肩甲骨周りを温めたり軽く動かしたりすることで、血液の流れを良くして体温が上がりやすい状況を作ってあげると効果的です。
半身浴や腹式呼吸などでお腹の温度を上げたり、首の周りの血行をよくすることが、花粉症の症状を改善するポイントになります。
花粉症対策|鼻炎がひどい時におすすめのツボ押し
それでは、花粉症で鼻炎がひどい時におすすめの方法をお伝えします。
今回は、ツボ押しです。(※詳しくは動画をご覧ください)
顔周辺の炎症を改善し、お腹や首の周りの血行を良くすることで花粉症での鼻水や鼻づまりに対処できるようになります。
①足三里(あしさんり)
膝のお皿の下外側の凹みから指4本下の位置にあるツボです。
お腹周りの血行を良くして、胃腸の働きを改善し免疫が正常に働くようにします。
・指の腹で5秒✖️5回ゆっくりと押していきます。
②風市(ふうし)
立って手を体の横に下ろした中指の先が太ももに当たる位置にあるツボです。
花粉症の原因となる冷えなどを改善する効果があります。
・指先で皮膚を軽くつまんで引っ張るのを5回繰り返します。
小さくつまんで、少しピリッとするくらいでOKです。
③風池(ふうち)
髪の生え際で、後頭部の真ん中の凹みと耳の下の骨の中間にあります。
顔周りの炎症を取る効果があります。
・指先で軽く5秒ゆっくりと押していきます。
指先で氷を溶かすようなイメージで軽く触ります。
※ゴマ粒のようなカタマリがわかる場合もあります
それぞれ、軽く押さえたり引っ張ったりすることで、花粉症の予防ができます。
症状によってはこれだけでよくならない場合もあります。
その際は、他の原因もありますので、当院へご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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