WBCが開幕しましたね。
コロナでの中止もあり、今回で6年振りの開催だそうです。
今年の大会はダルビッシュ選手や大谷選手などに加え、メジャーリーグで活躍する選手ヌーとバー選手の活躍も増えてきているので、決勝トーナメントもとても楽しみです。
そんな野球ですが、ピッチャーに多いケガといえば肘の痛みが挙げられます。
肘の痛みはプロ野球選手だけでなく、部活動で野球をしている学生や、ゴルフをされている方にも多いです。
当院に肘の痛みでご来院されている野球部の中学生にお話をお聞きすると、投げる時に肘の内側に痛みがあり、ひどくなってくると肘を曲げるだけでも辛いということでした。
普段の時にも曲げるだけでも辛いと、大変ですよね。
そこで今回は、肘の内側の痛みについて解説し、解消する方法をまとめました。
ぜひ一緒に解決していきましょう!
腕が内側にねじれると肘の痛みの原因になります(野球やゴルフで肘内側が痛くなる理由)
肘の痛みが出てくる場所は、大きく分けて内側と外側の2箇所あります。
それぞれ手首から肘を伸ばす筋肉が肘の外側に、手首から肘を曲げる筋肉が肘の内側に繋がっているためです。
野球やゴルフのように手首を曲げる動作が多いと、内側の筋肉の負担が大きくなります。
肘の曲げ伸ばしの動作は、腕をねじる方向によっても負担が変わってきます。
手首から肘を曲げる筋肉は、肩から腕を内側にねじる筋肉ともつながっているため、この筋肉が緊張していると肘内側の筋肉も緊張し、肘の内側を傷めやすいです。
また、テニスのバックハンドのように手首を伸ばす動作が多いと、肘外側の筋肉の負担が大きくなります。
こちらは腕を外側にねじる筋肉とつながっているため、この筋肉が緊張すると肘外側の筋肉を傷めやすくなります。
このように、手首の曲げ伸ばしや腕をねじる方向によって肘にかかる負担が変わるため、肘だけでなく手首や腕の動きをよくすることが、肘の痛みを改善する重要なポイントです。
肘内側の痛み|治し方のポイントは脇の筋肉です
肘の痛みの原因は、腕のねじれによっても起こるとお伝えしました。
この腕をねじる時の起点になるのが肩甲骨です。
内側にねじる時には、肩甲骨の内側から脇につながる筋肉が働きます。
この筋肉が緊張すると腕が内側にねじれて動きにくくなり、肘や手首を動かす際の負担も変わります。
実際に試してみましょう。
手を伸ばして腕を内側にねじった時の感じを覚えておいてください。
では、脇に手を置いて少し内側に引っ張るようにしながら、腕を内側にねじってみてください。
少し腕がねじりやすくなったと思います。
今度は、脇に置いた手を少し外側に押すようにしながら、腕を内側にねじってみてください。
反対に、腕が少しねじりにくくなったのではないでしょうか?
このように体の横にある肩甲骨から脇腹の筋肉が動きやすくなると、腕がねじりやすくなり、肘内側にかかる負担が減ってくるということです。
肘の内側の痛みを解消するストレッチ
それでは、肘内側の痛みを解消するためのストレッチをお伝えします。
今回お伝えするのは、腕のねじれと関係する脇腹のストレッチと、手首から肘を曲げる筋肉のストレッチです。
◉脇腹のストレッチ
①手の甲を上にし、手首の力を抜いて、みぞおちからおへその前に持ってきます。
②反対の手で手首のところを持ち、外に広げるように軽く押します。③押される方の手は、みぞおちの前から手首を動かさないように固定します。
④10秒力んで10秒脱力するのを3回繰り返します。
※この際、肩甲骨の裏側から脇腹に力が入る感じになります。
◉手首から肘を曲げる筋肉のストレッチ
①腕を肩より少し上げます
②肘を伸ばした状態で壁に手をつきます③手を、体と反対方向にひねります④手首から胸あたりが伸びたら20秒ストレッチします
※肩が辛い場合は腕を上げる角度を変えてみてください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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