3月は卒業の季節ですね。
楽しかった学生生活が終わった方も、まだまだこれから受験があるという方もいらっしゃると思います。
お仕事をしている方の中には、年度末でとても忙しい時期だということもあるのではないでしょうか?
仕事が忙しくなると、デスクワークで座っている時間も長くなってきますよね。
長時間のデスクワークで肩こりが辛くなってくるというお話をよくお聞きします。
肩こりでお悩みの方は、全国で3000万人にも上ると言われ、当院にご来院される方の中でも多い症状の一つです。
肩こりの方に詳しくお話をお聞きすると、デスクワークが長時間になると段々とひどくなり、座っているのも辛くなるそうです。
座っているだけで肩こりがひどくなると辛いですよね。
そこで今回は、デスクワーク中の肩こりの原因と、解消する方法についてまとめました。
肩こりでデスクワークが辛いという方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。
肩こりはデスクワーク中の座り方が原因に?
デスクワークで肩が凝りやすくなる原因には、
・イスと机の高さ
・座る位置
・キーボードやノートの位置
・肘の角度
・足の位置
・適度な休憩が取れない
など、いろいろなものがあります。
イスは足がしっかり地面について、まっすぐ座った時に肘と机が同じ高さくらいになるのがいいと言われています。
また、イスは深く腰をかけ、背もたれを使って楽に背中が伸びた姿勢で座れるように設計されていることが多いです。
ところが、イスに深く腰をかけた姿勢でデスクワークを長時間おこなっているのに、肩こりがひどくなるというお話をよくお聞きします。
パソコンや書類を書いたりする際には、背中が少し丸くなりやすいため、背もたれがうまく使えず背中や肩周りの筋肉が緊張し、肩こりが悪化する座り姿勢になりやすいです。
実は、この背もたれの使い方を少し変えることで、さらに楽にデスクワークができるように座ることができます。
デスクワークによる肩こりを解消するポイントは骨盤の動きやすさ
デスクワークをする際に背中が少し丸くなるのは、背中を伸ばしている姿勢よりも肩や腕が楽に使えるからです。
肩や腕が楽につかえることで、筋肉が疲労や緊張しにくくなります。
この姿勢の大事なポイントは、実は背中や肩周りではなく腰や骨盤です。
デスクワークで背中が少し丸くなる時には、頭が前に倒れて首や肩や背中で体を支えるのではなく、腰や骨盤のところで体を支えるようになります。
上の写真を一見すると猫背のように見えますよね。
この時の腰や骨盤が動きやすくなるポイントが尾骨です。
尾骨は背骨の一番下にあり、骨盤に挟まれるようにあります。
尾骨が動きやすい=背骨が動きやすい姿勢なので、座っている時に楽に腰や骨盤が動かせるようになります。
そうすることで、背中や肩周りに無理な力が入らず楽に座れるのです。
赤ちゃんが座っている時の写真をみてもらうと、背中ではなく腰のところが丸くなって座っているのがわかります。
尾骨が動きやすいと、赤ちゃんのように筋肉が弱くても、腰や骨盤部分で体を支えることで楽に座れるようになるため、この部分に支えがくるようにすることで、肩周りに無理な力が入らず肩こりの予防につながります。
デスクワーク中の肩こりを解消するクッションの使い方
それでは、デスクワーク中の肩こりを解消する方法をお伝えします。
今回は、楽な姿勢で座るために腰や骨盤のところを動きやすくするクッションの使い方です。
◉クッションの使い方
クッションは、尾骨が当たらないようにタオルをU字型にして、お尻に敷くことで背骨が楽に動く姿勢で座れるようになります。
クッションを置く位置を少し工夫することで、背中や肩周りだけでなく腰痛も楽になりますので、ぜひやってみてください。
さらに、腰のストレッチを行うと、より楽に座ることができます。
◉腰のストレッチ
①股関節を90度に開いて腰を伸ばします
②骨盤のところに手を置いて、腰を反らせます
(下腹を突き出す感じにするとやりやすくなります)
③おへそを凹ませるイメージで腰を丸めます
②と③を5〜10回繰り返します。
クッションを利用したり腰のストレッチを行ったりすることで、楽に座れるようになり肩や上半身の力が抜けてコリにくくなります。
また、1時間に1〜2分程度立って体を動かすと、さらにコリの予防になりますので、ぜひやってみてください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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