ゴールデンウィークも終わり、気候も良くなってきましたね。
旅行やハイキングなどにお出かけされた方も多いのではないでしょうか?
外出すると歩く時間も増え、足も疲れてきます。
長時間歩いたり足が疲れたりすると、膝の内側に痛みが出るという方がいらっしゃいます。
詳しくお話をお聞きすると、歩く時間が長くなると段々と膝の内側が痛くなり、歩くのが辛くなるとのことでした。
また、病院にいくと変形性膝関節症と言われる方も多いです。
変形性膝関節症で歩くと痛むのは辛いですよね。
そこで今回は、変形性膝関節症での膝の内側の痛みについて解説し、解消するストレッチについてまとめました。
歩き始めや長時間歩いていると痛みが出るという方のお役に立てると思いますので、ぜひご覧ください。
変形性膝関節症の初期症状とは?治療前に知っておきたいポイント
変形性膝関節症とは、膝の軟骨が減って骨に変形が出てくる状態をいいます。
特に膝の内側に変形が出ることが多いのが特徴です。
膝の骨は内側の方が少し大きく、膝を伸ばす際に少し外にねじれて安定するようになっています。
膝はもともと外に広がりやすい、いわゆるガニ股のような姿勢になりやすいため、内側を支える筋肉に負担がかかりやすい関節です。
そのため膝の負担が大きくなると、膝上の筋肉の張りや痛みが初期症状として現れてきます。
具体的には、動かし始めの膝のこわばりや、歩き始めが重くて動かしにくいなど、はっきりわからないような鈍い痛みを感じるなどの自覚症状が現れます。
この時期は、動いていると自然と治まるため、あまり気にならない方が多いようです。
その後、段々と膝下や内側の筋肉の張りや痛み→関節内側の軟骨や骨の痛みへと変わり、自覚症状も、正座や階段の上り下り、急に方向転換したときなどに痛みを生じるようになります。
この時期では、まだそれほど変形が進んでいないことが多いです。
早期の対処をすることが変形性膝関節症の予防にはとても大事になります。
変形性膝関節症による痛みを改善するためにはどうすればいい?
変形性膝関節症も中期になってくると、少しずつ軟骨がすり減ってきて膝の形が変わってくる段階になります。
この時には、初期から続く筋肉の負担が大きくなっているため、まず取り組んで欲しいのは筋肉の負担を減らすことです。
変形性膝関節症では、膝関節が曲がった状態で伸びにくくなってしまいます。
特に負担がかかるのは、太もも前側の筋肉と太もも内側の筋肉です。
これらの筋肉は、膝を伸ばしたり安定させたりする働きがあるため、膝の伸びが悪いと負担が大きくなります。
そこでポイントになってくるのが、膝裏の筋肉です。
膝が伸びにくくなる原因の一つには、太もも裏の筋肉が硬くなることもあります。
関節には曲げる筋肉と伸ばす筋肉があり、伸ばす筋肉が働く時には曲げる筋肉が緩む必要があります。
膝関節で言えば伸ばす筋肉が太もも前側の筋肉、曲げる筋肉が太もも裏側の筋肉です。
膝を伸ばす際には、太もも前側の筋肉が緊張し、太もも裏側の筋肉が緩むと、楽に伸ばすことができます。
ですので、膝裏の筋肉を緩めると膝が伸びやすくなり、膝関節にかかる負担が軽減するということです。
また、膝が伸びにくい状態では膝が外に向くいわゆるO脚になりやすいため、太もも内側の筋肉も緊張してきます。
太もも内側の筋肉も合わせてほぐすことで、さらに膝への負担を減らすことができます。
変形性膝関節症の痛みを軽減するストレッチで、日常生活を快適に過ごそう!
それでは、太もも裏側と太もも内側の筋肉のストレッチをお伝えします。
今回のストレッチは座って行います。
2回行います。
はじめに説明しながらやりますので、2回目で一緒にやってみてください。
太もも裏側のストレッチ
①両脚を伸ばして座る②左脚をあぐらのように曲げる③右足先を上に向け、両手で膝を押さえる④腰を伸ばしながら20秒前屈する※ストレッチの際に腰を伸ばしながら前屈するのがポイントです。
足先を外側や内側に向ける事で、太もも裏の外側や内側を伸ばす事ができます。
太もも内側のストレッチ
①両脚を伸ばして座り足を開脚する②左脚をあぐらのように曲げる③曲げた方側のふくらはぎに向かって20秒前屈する※ストレッチの際に腰を伸ばしながら前屈するのがポイントです。
膝を曲げる角度は、痛くない程度でOKです。
それぞれのストレッチは1〜3回行ってください。
今回のストレッチを行ってみて、膝内側の痛みが改善しにくい場合は、変形からの炎症がひどい場合やその他の原因も考えられます。
その際には、当院にご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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