今治の土曜夜市が始まりましたね。
1952年に始まった土曜夜市には、小さな頃からよく行っていました。
小学生の頃には母親に手を引かれていっていた自分が、今度は父親になって子供の手を引いて連れていく。
なんとも感慨深いものです。
自分の手を引いてくれていた母親も70を過ぎて、最近ではへバーデン結節の影響で手の指が痛いということが増えてきました。
詳しく話を聞くと、50代頃から年齢とともに指の関節が腫れてきて、最近では指を曲げると痛みがあったり曲がりにくくなり、料理や裁縫など手先を使う作業がしにくいようです。
日々の家事である料理や裁縫で痛みがあると日常生活も大変ですよね。
そこで今回は、指先の痛みの原因であるへバーデン結節の解説と改善するためのテーピングについてまとめました。
指が曲がってきた!痛みの原因はへバーデン結節?
手の指先の関節が変形して曲がってくるものを「へバーデン結節」といいます。
同じように指先の関節が曲がってくるものに「関節リウマチ」がありますが、それぞれの違いは変形してくる関節の場所です。
へバーデン結節は指の第一関節、関節リウマチは第一関節の変形はほとんどなく、それ以外の指や全身の関節が変形してきます。
また、へバーデン結節では手の甲側の両サイドが腫れてくるくらいの変形ですが、関節リウマチでは指の形が変わるほど炎症と変形がひどいことが多いです。
へバーデン結節になる原因ははっきりとはわかっていませんが、
・手や指をよく使っている
・女性に多い
・40代以上に多い
ということが言われています。
今治では、ミシンや農業をする方が多いので、手の指の痛みに悩まされている方も多いようです。
へバーデン結節の痛み改善のために気をつけたいポイント
へバーデン結節の症状は、
・親指や人差し指の変形
・関節が腫れて赤くなる
・曲げると痛む
・曲がりにくい
・指に力が入りにくい
などがあります。
これらの症状は、関節の軟骨がすり減ったことにより起こります。
関節の軟骨は、指を動かすときに滑りを良くしたりクッションになる働きがあるため、手や指をよく使うほど痛みが出やすくなります。
ですので、指の曲げ伸ばしの際の負担を減らすことが大事です。
負担がかかってくると、関節に熱をもったり曲げ伸ばしがしにくかったりしてきます。
関節を冷やしたり、関節を安静にする装具をつけたりすることで負担を減らすことができます。
装具をつけると、関節を安静に保つことができますが、なかなか自分の指に合わなかったり、動かす際に邪魔になったりすることが多いです。
そこで、有効になるのがテーピングです。テーピングを行うことで、自分の指の状態に合わせた貼り方ができますし、皮膚にピッタリ密着するので、邪魔になることもありません。
厳密には、関節の変形には動きにくくなる方向と動きやすくなる方向がありますが、まずは安静にできる状態を作ってあげることが大事です。
2本でできる!へバーデン結節の痛みを改善するテーピング
それでは、へバーデン結節の痛みを改善するためのテーピングをお伝えします。
へバーデン結節では、患部の安静を取れるようにするため、指全体にテープを巻いていきます。
指を曲げ伸ばしするとよくわかりますが、第一関節だけ曲げることはできず、第二関節も曲がりながら指全体が動きます。
ですので、指の第一関節の負担を減らし安静を取りやすくするには、指全体を包むようにテープを貼る方が効果的です。
へバーデン結節のテーピング
テープは5cm幅のテープを使い、長さは指の長さと同じ長さで貼っていきます。①5cm幅を半分に切り、さらに半分に切ります②一本目は第一関節の指の背中内側から外側に向かって貼ります
③そのまま引っ張りながら指の腹を通り第二関節を越えます④第二関節を超え、指の付け根内側で貼り終わります
⑤二本目は、第一関節の指の背中外側から内側に向かって貼ります
⑥そのまま引っ張りながら指の腹を通り第二関節を越えます
⑦第二関節を超え、指の付け根外側で貼り終わります※テープを引っ張る強さは、伸び切ったのを10とすると7〜8くらいの強さで引っ張ってください。
テーピングにより、関節が固定されて動かしやすくなります。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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