夏といえばスイカ割りですよね。
毎年大三島の祖母の家でとれたスイカで、スイカ割りをして食べたのがいい思い出です。
祖母は、みかんや野菜もたくさん作っていて手を使うことが多かったので、手に湿布を貼っていたのをよく覚えています。
手を使う仕事で痛みを起こすものに、CM関節症があります。
CM関節症は、物をつまんだり手を握ったりすると親指の付け根に痛みが出る、関節の変形です。
手を使うことが多いと痛みが強くなり関節が変形したりずれたりすることもあるため、早めに対処することが大事になります。
今回は、手の使いすぎで多いCM関節症について解説し、親指付け根の痛みを改善するためのテーピング方法についてまとめました。
ぜひ一緒に解消していきましょう!
親指付け根の痛みの原因はCM関節症かも?
手を良く使う方に多い痛みの中で、親指の付け根の痛みがあります。
親指の動きは曲げ伸ばしだけでなく、開いたり閉じたりする動きもあります。
厳密には親指付け根のさらに下にある関節で、この開いたり閉じたりする動作ができることにより、他の関節に比べて親指の付け根には負担がかかりやすいです。
特に開く動作をすると大きな負担がかかりやすくなります。
そのため使う頻度が多くなると関節の負担が大きくなり、炎症を起こし軟骨が減ったり骨が変形したりして、痛みがでてきます。
親指付け根が痛む症状には、
・爪切り、洗濯ばさみを使うと痛む
・つまんだり握ったりすると痛む
・ペットボトルのふたを開けると痛む
・ドアノブを回すと痛む
・タオルを絞ると痛む
といったことが多いです。
CM関節症は、ひどくなると関節の亜脱臼を起こす場合もあり、早めの処置が大事になります。
また、こういった症状を起こすものにはもう一つあり、指を動かす腱や腱鞘に炎症が起こるドケルバン病と言われる腱鞘炎です。
こちらもほとんど同じような痛みですが、腱鞘炎の場合には親指を握ると手首にも痛みがあり、しっかりと見極める必要があります。
ドケルバン病については、別の動画でも解説しています。
下のリンクからご覧になってみてください。
手首の固定で改善!親指側が痛む腱鞘炎 ドケルバン病のテーピング
CM関節症の痛み改善には親指と手首の固定が大事です
親指付け根の下にある関節は、曲げ伸ばしだけでなく開いたり閉じたりする動きができるため負担がかかりやすいとお伝えしました。
特に親指を外に開いた状態で、さらに開く方向に力が入るとより大きな負担がかかります。
また、手首の骨と繋がっている関節ですので、親指に力がかかった状態で手首を動かすことでも負担が大きくなります。
手首を作る腕の骨は2本あり、手首を手の甲側に曲げると2本の骨の間が狭くなるように締まってきます。
逆に掌側に曲げると2本の骨の間が広がるようにゆるんできます。
手首や親指を使う頻度が多くなると、手首の2本の骨が広がって靭帯が緩み、関節の負担が大きくなり炎症が起こります。
ですので、手首と親指の付け根の部分を固定することで関節にかかる負担を減らすことが、CM関節症を改善するための重要なポイントです。
CM関節症|親指の付け根の痛みを改善する簡単テーピング
それでは、CM関節症を改善するための、手首と親指付け根を固定するテーピングをお伝えします。
テープは2本使います。
A:5cm幅で18cmの長さのテープ
根本を3cm残してY字に切り込みを入れます。
B:5cm幅で20cmの長さのテープ
それぞれ用意してください。
①Aのテープの根本部分を親指の付け根の下の関節に貼ります②Y字の内側のテープを親指の付け根でぐるっと回して根本部分の内側に向けて貼ります③Y字の外側のテープを親指の付け根でぐるっと回して根本部分の外側に向けて貼ります④20cmのテープの真ん中を手首の小指側に貼り、親指の付け根に向かって山になるように、両端それぞれを貼りますこれで、親指の付け根と手首の固定ができ、CM関節症の予防や改善につながります。
テープの長さは、女性には少し長いかもしれません。
それぞれの体格に合わせて長さを微調整してください。
まとめます。
親指の動きは曲げ伸ばしだけでなく、開いたり閉じたりする動きもあります。
特に開く動作をすると大きな負担がかかりやすくなります。
また、手首の骨と繋がっている関節ですので、親指に力がかかった状態で手首を動かすことでも負担が大きくなります。
この部分をテーピングで固定することにより、関節が固定されて動かしやすくなります。
このテーピングでよくならない場合は、関節の炎症が強い場合や、そのほかの原因も考えられます。
その際は、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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