11月になりましたね。
昼間はまだ暖かいとはいえ、朝晩は少しずつ冷え込むようになってきました。
まだまだ秋の気分ですが、今年の立冬は11月8日で、あともう少しで季節は冬になります。
冬になると学校でのマラソン大会もあり、体育の授業で走ることが増えてくる時期です。
走ることが多くなると、足の裏やかかとの痛みに悩む方もいらっしゃいます。
足の裏やかかとの痛みは、足底腱膜炎で起こる事が多く、詳しくお話をお聞きすると、
・朝起きた時に一歩目が痛む
・歩きはじめに痛い
・足の裏がつっぱる感じがする
・夕方になると段々と痛くなる
・運動後や翌朝に痛む
といったお悩みがあるようです。
歩きはじめや夕方にも痛みがあると辛いですよね。
そこで今回は、足底腱膜炎について解説し、痛みを改善するためのテーピング方法についてまとめました。
ぜひ一緒に改善していきましょう!
足底腱膜炎のテーピング|原因となる足裏の負担を改善
足底腱膜炎の痛みを軽減するために、自分でできる簡単な方法はテーピングです。
テーピングをする際に気をつけたいポイントが二つありますので、それぞれのポイントについてお伝えいたします。
一つ目は土踏まずのアーチの安定、もう一つはかかとの安定です。
ではまず一つ目からお伝えしていきますね。
テーピングの目的の一つ目は、足裏のアーチ崩れの原因になる足底腱膜が緩んで伸びた状態を改善する事です。
足底腱膜は、3つの土踏まず(アーチ)で三角形の箱のような形を足の裏に作ります。
大きな三角の箱を作ることで衝撃を吸収する立体的なクッションになり、いろいろな動きに対して足が踏ん張って支えてくれるようになります。
足底腱膜炎になりやすい方に多くみられる原因は、
・長時間立ちっぱなし
・長時間の歩行
・足の柔軟性の低下
・合わない靴の使用などがあります。
立ちっぱなしや歩くことが多くなると、どうしても足の裏にかかる負担が大きくなるので、足裏の筋肉が疲労して硬くなり炎症を起こします。
これが足底腱膜炎です。
硬くなってくる=土踏まずのクッションが効きにくい状態ですので、まず土踏まずのアーチ崩れを予防する必要があります。
土踏まずのアーチが崩れると、かかと重心になり足底腱膜が伸びてしまい、足裏に力が入りにくくなります。
ですので、テーピングで足底腱膜の伸びを予防し、足裏のアーチの崩れを改善することが大事です。
足底腱膜炎のテーピング|かかとを安定させると痛みが改善
足底腱膜炎にテーピングを行うもう一つの理由は、かかとを安定させる事です。
足底腱膜が伸びてしまう原因の一つに、かかと重心があります。
かかと重心になると、かかとを支える筋肉の負担が大きくなり足が不安定になるため、かかとが外向きに傾いてしまい、足裏に力が入りにくくなります。
足底腱膜はかかとの骨についていますので、この部分が不安定だと足底腱膜の負担も大きくなります。
歩き過ぎや走り過ぎなど、長時間長期間の足の使い過ぎによりかかとが不安定になり、足の裏の筋肉や腱が緊張し、腱のついているかかと部分に痛みが出てくるという事です。
これが足底腱膜炎のもう一つの原因です。
テーピングによりかかとの不安定さを改善することで、足底腱膜への負担を軽減し痛みを改善する事ができます。
足底腱膜炎のテーピング|足裏やかかとの痛みを改善する貼り方
それでは足底腱膜炎を改善するための、足裏のアーチの崩れを予防し、かかとを安定させるテーピングの貼り方をお伝えします。
今回使うテープは伸縮性のあるテープで、26cmの僕の足のサイズに合わせています。
これを目安に、ご自身の足のサイズに合わせて長さを調整してみてください。
テープの幅は全て5cmで、
A : 26cmが3枚
B : 22cmが1枚
全部で4枚のテープを貼っていきます。
①Aのテープを小指の付け根から内くるぶしの下を通ってかかとを回るように貼ります
②Aのテープを親指の付け根から外くるぶしの下を通ってかかとを回るように貼ります
③Aのテープの真ん中を目安に小指と親指に向かって足の横に貼ります
④小指側の骨の出っ張りを目安に、Bのテープを足裏を持ち上げるように貼りますそれぞれのテープは、貼りはじめと貼り終わりを引っ張らずに貼ると、剥がれにくく痒くなりにくいまま長持ちします。
テープを貼ったままで、かゆみや痛みがなければ3日ほど貼ったままでも大丈夫です。
かゆみや痛みがあれば、すぐに外してください。
貼り替える場合は、続けて貼るのを避け、一晩〜一日置いて貼り替えてください。
その他にも、足底腱膜炎についてのブログがあります。
こちらも合わせてご覧になってみてください。
足底腱膜炎でかかとが痛い!ストレッチで痛みを軽減する効果的なやり方
まとめます。
足底腱膜炎の痛みを軽減するために、自分でできる簡単な方法はテーピングです。
テーピングの目的は、一つ目が足裏のアーチ崩れの原因になる足底腱膜が緩んで伸びた状態を改善する事で、二つ目は、かかとを安定させる事です。
足底腱膜は、3つの土踏まず(アーチ)で三角形の箱のような形を足の裏に作ります。
大きな三角の箱を作ることで衝撃を吸収する立体的なクッションになり、いろいろな動きに対して足が踏ん張って支えてくれるようになります。
今回のテープを貼っても痛みがなかなか改善しない場合は、炎症がひどい場合や姿勢からくる負担が大きい場合が考えられます。
その際は、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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