味覚障害の治し方。東洋医学でみた味がしなくなる原因と改善するツボ

7月も後半になり、明日から夏休みですね。

子供達にとっては待ちに待った大型連休で、どこかに行く計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

旅行先では、その土地の美味しいものを食べるのも楽しみの一つですよね。

美味しいものを食べると気持ちも良くなって元気になる気がします。

ところが、風邪を引いた時や鼻炎などで体調を崩すと、味が分かりにくくなる時があります。

コロナの後遺症でも見られる味覚障害ですが、味がしなくなると食べ物も美味しくなくなり、食欲が減退してくることも多いです。

せっかくの美味しい食べ物も、本来の味がわからないと辛いですよね。

そこで今回は、味覚障害が起こる原因と東洋医学的にみた改善方法についてまとめました。

簡単にまとめると、東洋医学的に見ると味覚障害は体に溜まった熱の問題があります。

その熱のタイプによって対処することで、改善されやすくなります。

ぜひ一度ご覧になってみてください。

味覚障害の治し方。東洋医学でみた味がしなくなる原因と改善するツボ|今治市 星野鍼灸接骨院

味がわからない⁈味覚障害の原因と一般的な治し方

味覚は舌にある味を感じる細胞(味蕾)の障害で起こることが多いです。

一般的に味覚障害の原因とされるのが亜鉛不足ですが、そのほかの鉄分などのミネラルやビタミンが不足しても味がわからなくなることがあります。

亜鉛や鉄分などのミネラルやビタミンの不足から起こることが多いと、味を感じる細胞の修復が遅くなるためです。

そのため、検査で細胞の障害が疑われると、不足している亜鉛や鉄分やビタミンの補給が行われます。

また、味覚は口に入れたものが唾液に溶けて味を感じる細胞に届きますので、唾液の不足でも起こることがあります。

その他にも、歯科治療や脳梗塞でも起こることがあり、最近ではストレス性の味覚障害も多くなっています。

東洋医学ではこういった感覚の異常や唾液不足、ストレスといった症状は、体の熱や血や水といった循環が悪くなると起こるとされています。

では、東洋医学ではどんなふうに味覚障害を分類して治療を行うのかについて、解説していきます。

味覚障害を改善する東洋医学的な治し方とは

味覚障害を東洋医学的にみると、熱の循環が悪くなることが一番の問題です。

体のどの部分に熱がこもっているのかを見ることで治療方法が変わり、その原因を東洋医学的には五臓六腑で分類します。

・1つ目はストレスが原因で肝に負担がかかり、のぼせた状態が考えられます。

イライラして怒りっぽくなったり、目が充血したりといった、頭に血が上っているような感覚が見られます。

体が緊張している状態で、特に頭の方に熱がこもってる感じになります。

この時には、口の中が苦く感じることが多いです。

・2つ目は、胃腸の不調からの水分不足が考えられます。

辛いものの食べ過ぎや熱が出た後などで体力が低下している時に起こる、胃腸の不調による熱から水分不足(体が乾燥気味となる)ためです。

口の中が乾燥し、体力の低下もありますので、息切れがしたり落ち着きがなくなったりすることもあります。

それぞれに共通することとして、甘いものや辛いものの摂りすぎや、お酒や炭酸ジュースの飲み過ぎに注意が必要です。

これらを摂りすぎると、体の中の水分や熱の代謝が悪くなり、体が熱っぽくなったりむくんだりすることがあります。

また、ストレスのかからない生活を心がけることも大事です。

イライラしたり緊張したりするようなことを避ける、睡眠をしっかりとる、ゆっくりお風呂に入るなどもストレスを溜めないようにする一つの方法になります。

味覚障害のツボ。タイプ別の治し方

先にお伝えした注意点を意識していただきながら、味覚障害のタイプに合わせた対処法をしていただくことで、改善していきやすくなります。

今回は、2つのタイプに合わせたツボ押しです。

まず一つ目は、ストレスからの熱がこもるタイプのツボ押しをお伝えします。

このタイプでは、ストレスの緩和と自律神経を調整することによる熱の循環の改善を目的として行います。

・神門(しんもん)手首にあるシワの小指側の端にあり、手首の横のあたりで止まるところです。

・翳風(えいふう)耳のつけ根の後ろにあり、口を開けるとペコっとへこむところです。

それぞれのツボをゆっくりと3〜5秒かけて押し、10回ほど繰り返し押してください。

パッパッと押して離すよりも、じわっと押してゆっくり離すほうが、体の負担も軽く効果的です。

二つ目は、胃腸が原因の熱と水分の代謝の悪化を改善するツボ押しです。

このタイプでは、胃腸の働きの改善を目的に行います。

・衝陽(しょうよう)足の甲で第2指と第3指の間にあり、骨の間を足の甲に向かって止まるところです。

・足三里(あしさんり)膝の下で、ふくらはぎ前側の骨の外側にあります。
骨の外側を足首から膝に向かって触っていくと止まる骨の際のところです。

それぞれのツボをゆっくりと3〜5秒かけて押し、10回ほど繰り返し押してください。

こちらも、じわっと押してゆっくり離すを心がけてみてください。

ツボ押しは気持ちいい程度の強さで、少し物足りないかなと思うくらいでも構いません。

ゆっくりと継続してやってみてくださいね。

まとめます。

味覚は舌にある味を感じる細胞(味蕾)の障害で起こることが多いです。

一般的に味覚障害の原因とされるのが亜鉛不足ですが、そのほかの鉄分などのミネラルやビタミンが不足しても味がわからなくなることがあります。

また、口の乾燥など唾液の不足でも起こることがあります。

味覚障害を東洋医学的にみると、熱の循環が悪くなることが一番の問題です。

甘いものや辛いものの摂りすぎや、お酒や炭酸ジュースの飲み過ぎに注意が必要です。

また、ストレスのかからない生活を心がけることも大事です。

イライラしたり緊張したりするようなことを避ける、睡眠をしっかりとる、ゆっくりお風呂に入るなどもストレスを溜めないようにする一つの方法になります。

これにタイプ別のツボ押しをやってみてください。

味覚障害の原因は、その他にもとてもたくさんあります。

今回のツボ押しをやってみてもなかなか改善しない場合は、別の原因が隠れている場合もあります。

その際には、お早めにお近くの医療機関もしくは当院にご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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