産後腰痛で座ると痛い時の対処法。骨盤の締め方で楽になる?

妊娠出産は女性の体にとってとても大きな出来事ですよね。

骨盤も緩み、姿勢が変わるため腰痛に悩んでいらっしゃる方も多いと思います。

今回このブログを書いた理由は、女性の患者さんで妊娠中の腰痛が出産後も続いているという方が続いたためです。

妊娠中から骨盤が緩んでくるのはご存知の方も多く、ベルトなどで骨盤を締めて腰痛予防をされていたのではないでしょうか。

緩みにくいような対処やベルトの締める位置の違いで、出産後の骨盤の安定感が変わり腰の負担が軽減します。

また、逆に避けたほうがいいことや理由がわかると、さらに対処しやすくなります。

少しの位置の違いや対処法で、産後の腰痛が楽になります。

今回のブログでは、骨盤が緩みやすい姿勢や骨盤ベルトの締める位置といった、骨盤を締めてもとの体にもどすための対処法についてまとめています。

ぜひ最後までご覧になってみてください。

産後腰痛で座ると痛い時の対処法。骨盤の締め方で楽になる?|今治市 星野鍼灸接骨院

産後腰痛の痛みの軽減には、骨盤を締める位置と期間が大事です

妊娠期間中、特に2ヶ月目頃から骨盤が徐々に緩んでくることをご存知でしょうか。

この時期から腰の痛みを感じる方もいれば、妊娠後期までには多くの方が腰痛を経験するようになります。

妊娠5ヶ月を過ぎると、体への負担を軽減するために骨盤ベルトや腹帯で骨盤からお腹周りを締める方が増えてきます。

出産後、骨盤の緩みは約半年かけてゆっくりと元の状態に戻ろうとします。

しかし、子育てに忙しい日々の中で自分のケアが後回しになりがちです。

この時期、お子さんの抱っこや家事などで体に負担がかかると、腰や肩に大きな負担がかかり、痛みやコリの原因となることがあります。

骨盤の動きは股関節と密接な関係があるため、骨盤ベルトは股関節の周りを締めるように設計されています。妊娠中にお腹が大きくなると、自然とO脚気味になり、ガニ股のような姿勢になることを覚えていらっしゃるかもしれません。

実は、この姿勢は骨盤を締めやすくする効果があるのです。

骨盤が緩むと、骨盤の下側が広がってきます。

しかし、足を少し外向きにしたガニ股のような姿勢をとると、骨盤の下側を内側に締める力が自然と入ります。

骨盤ベルトはこの動きを補助し、骨盤の下方で股関節周りを締めることで、骨盤の安定をサポートします。

出産後も約半年間は骨盤ベルトを使用すると体が楽になります。

特に腰の痛みやだるさを感じる際には、予防的に締めることで症状が軽減されやすくなります。

では、どの位置にどうやってベルトを締めるかをお伝えいたします。

骨盤ベルトを巻く際には、足先を90度に開いてかかとを付けて立った姿勢で、股関節から恥骨の上を通る位置が最適です。

詳しくは動画をご覧ください。(※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。)

産後の体調管理に骨盤ベルトを上手に活用してみてください。

産後腰痛で座ると痛い時に避けて欲しい姿勢

先ほどお伝えした位置に骨盤ベルトを巻くことで、座る時にもベルトがずれにくくなり、より快適に座ることができます。

では次に、産後の方にとって楽な座り方と、できれば避けていただきたい座り方についてお話しします。

まず、避けていただきたい座り方についてです。

骨盤の形をご覧ください。上が大きく、下が小さなハート型をしていますね。

この凹んだ部分に股関節がついており、股関節の角度によって骨盤の開き具合が変わります。

足を外に向けて座る「アヒル座り」は、実は骨盤を開きやすくしてしまいます。

この姿勢では、股関節周りの筋肉や靭帯によって骨盤の下側を開く方向に力が加わり、さらに腰の背骨が反り腰の方向に動くため、腰痛の原因となりやすいです。

では、どのように座ればいいのでしょうか。

実は、あぐら座りが骨盤にとっては楽な座り方です。あぐら座りでは、骨盤が締まる方向に力が入るため、骨盤周りが安定しやすくなります。

さらに、お尻の下にクッションを入れると、より楽に座ることができます。

クッションを入れることで股関節の動きが良くなり、腰も楽に伸ばしやすくなるからです。

この考え方は椅子に座る時にも応用できます。

足が膝よりも後ろにあり、股関節よりも少し膝が下がるように座るだけで、楽に座ることができます。この姿勢では、重心が縦になって腰が安定し、負担が少なくなるのです。

もし椅子の高さが調整できない場合は、クッションなどを使って高さを調節してみてください。

これらの方法で産後の腰痛が軽減され、より快適に座れるようになります。

産後腰痛で座ると痛い時の対処法まとめ

それでは、まとめます。

産後の腰痛は多くの方が経験する悩みですが、適切なケアと姿勢の工夫で大きく改善できます。

骨盤ベルトの正しい使用は、骨盤の安定をサポートし、日常生活の負担を軽減します。

座る姿勢にも注意を払い、あぐら座りや適切な高さの椅子を利用することで、腰への負担を減らすことができます。

大切なのは、無理のない範囲でケアを続けることです。

今回の方法も、まずは3日続けてみてください。

少しずつ改善が見られるようであれば、あなたのお身体の状態に合っていますので、そのまま続けてみてください。

産後腰痛には個人差がありますので、痛みが続く場合や不安がある場合は、当院までご相談ください。

(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)

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