肩こりがなかなか治らない理由には、日常生活の中で行ってしまっている3つの習慣が関係しています。
やってしまいがちなセルフケアから、姿勢と自律神経の負担を見直すことで、肩こりが改善するのですが、そのポイントになるのが普段のちょっとした体の動かし方です。
デスクワークをしている方から、肩こりの悩みについて相談を受けることが多くなっています。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?
マッサージやストレッチを試してみても、その効果が一時的にしか感じられない—そんな経験をお持ちの方も少なくないはずです。
セルフケアに時間を割いているにもかかわらず、なかなか改善されないというお悩みをよく耳にします。
そこで今回は、そういったお悩みを解決するための方法をまとめました。
今日のブログをご覧いただくと、肩こりを改善するために避けたほうがいいこと、それを解消するための重要なポイントをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
肩こりが治らない原因:悪習慣を見直すべき理由
肩こりがなかなか治らないという方にお話をお聞きすると、共通することがあります。
多くの方が経験しているのは、こんな状況です。
・肩こりがじわじわと悪化していく
・何もしていないのに肩が重く、辛くなる
一見単純に見える肩こりですが、その原因は意外と複雑なものです。
肩こりの原因となるのは一つだけではなく、いくつかの要因が重なって症状が出てきます。
肩こりの正体、それは単なる筋肉の問題だけではありません。
実は、あなたの体全体が関わっているのです。
主な要因として、
・肩や首の周りの筋肉の緊張
・自律神経の乱れ
・血液循環の悪化
があります。
これらが複雑に絡み合って、あの厄介な肩こりを引き起こしているのです。
こういった要因は、姿勢や運動だけではなく、食事や睡眠や入浴、健康のためのセルフケアといった日常生活の中で何気なくやっていることも影響します。
これらの小さな習慣が、知らず知らずのうちに積み重なり、自律神経や血液循環のバランスを崩していくのです。
これが、筋肉のコリや不調の原因に繋がります。
その中でも、特に気をつけてほしい避けるべき3つの悪習慣があります。
肩こりを引き起こす悪習慣:避けるべき3つの行動
実は、肩こりの原因には、私たちが普段の生活で無意識に続けている悪習慣が大きく関わっているんです。
日常生活には小さな習慣がたくさんありますが、今回は特に気をつけていただきたい3つのポイントをお伝えします。
それは、
・日常生活での姿勢
・ストレスの管理
・セルフケアの方法 です。
では、順番に詳しく見ていきましょう。
①日常生活での姿勢肩こりになりやすい姿勢に共通することって、何だと思いますか?
そう、同じ姿勢が続くことなんです。
デスクワークで長時間座っていたり、スマホを見続けていたりすると、顔を下に向けているので首や肩に負担がかかります。
でも、原因はそれだけではありません。
同じ姿勢を続けると、同じ筋肉ばかりに負担がかかるため緊張が強くなり、血液の流れが悪くなったり神経に炎症が起こったりします。
これが肩こりの原因になるんです。
じゃあ、どうすればいいの?って思いますよね。
実は、予防方法はとってもシンプル。
こまめに体を動かしてコリを予防することです。
具体的には、下を向いている時間があれば、たまに上を向くといった反対の動作をするのがおすすめです。
特に決まった動作をする必要はありません。
ほんの少しでいいので体を動かして、筋肉がこわばってくるのを予防してください。
目安としては、1時間のうちに2〜3回体を動かすイメージでやってみてくださいね。
②ストレスの管理
次は、意外と見落としがちなストレスの問題です。
ストレスがかかると、自律神経が緊張して筋肉がこわばったり、血液の流れが悪くなったりします。
これが手足が冷えたり肩こりになったりする原因の一つなんです。
ストレスというと、イライラすることや思い悩むことなど精神的なもののイメージがありますよね。
でも実は、体に対する負担は全部ストレスになるんです。
例えば温度変化や睡眠時間、食生活の乱れなども原因の一つです。
その中でも調整しやすいのが睡眠の環境です。就寝中の温度変化を少なくするだけでも、睡眠の質が上がりストレスの軽減につながります。
詳しくは、別の動画で説明していますので、そちらも合わせてご覧になってみてくださいね。
③セルフケアの方法
最後に、みなさんが一番気になるであろうセルフケアの方法についてお話しします。
肩こりのセルフケアで簡単にできるものといえば、やっぱりマッサージですよね。
こっているところをマッサージすると、なんだか痛気持ちがいい感じがしますよね。
でも、ちょっと待ってください。
気持ちいいなと思っているうちに、だんだんとマッサージする強さが強くなったり、回数や時間が多くなったりすることはありませんか?
実は、これが落とし穴なんです。
こっているところをマッサージするのは血行をよくする目的があります。
筋肉が硬くなっているので、強く押すと血液が流れて血行が良くなり、コリが軽くなった感じがします。
ところが、強く押すことで筋肉を痛めてしまうことがあります。
傷んだ筋肉が回復する時には、こわばりやすくなる性質があるため、かえってコリがひどくなったように感じることが多いです。
驚きですよね。実は筋肉をほぐしたり血行を良くしたりするには、強い刺激よりもさするような弱い刺激の方が効果的という研究データがあります。
ぜひ一度、次の簡単な実験を試してみてください。
まず、手を握って手首を曲げ伸ばしした時の腕の感覚を覚えておいてください。
そのまま手の甲側の腕の筋肉をコリコリとマッサージして、同じように手首を曲げ伸ばしします。
次に、手の甲から肘を超えるところまで手のひらで同じところを10回さすって、同じように手首を曲げ伸ばしします。
どちらの方が曲げ伸ばししやすくなったでしょうか?
手のひらでさすった方が曲げ伸ばしがしやすかったのではないかと思います。
このように、肩こりの時のマッサージも強い刺激より軽い刺激の方が血液の流れや神経の負担が減り、だんだんとコリが改善しやすくなるんです。
今回お伝えした3つのポイントを意識して、日々の生活に取り入れてみてください。
肩こり改善のための悪習慣の解消法まとめ
今回のブログでは、私たちの日常に潜む肩こりの原因と、その解消法について詳しく見てきました。
最後に、重要なポイントをまとめます。
1. 姿勢を意識する
・同じ姿勢の継続が肩こりの大敵
・こまめな体の動きが大切(1時間に2〜3回)
・反対の動作を意識(下を向いていたら、時々上を向く)
2. ストレス管理を忘れずに
・ストレスは肩こりの隠れた原因
・精神的ストレスだけでなく、生活習慣も要注意
・特に睡眠環境の改善がおすすめ
3. 正しいセルフケア方法を知る
・マッサージは強すぎず、優しく
・軽い刺激の方が血行改善に効果的
・「さする」程度の強さで行う
これらの点に気をつけることで、肩こりとの付き合い方が変わってきます。
すぐに劇的な変化は感じられないかもしれませんが、日々の小さな習慣の積み重ねが、最終的に大きな違いを生み出します。
お仕事の内容や姿勢のクセなど個人差もありますので、まずは1週間続けてみてください。
今回の方法を行っても肩こりや首こりがなかなか改善しない場合は、そのほかの原因が隠れているかもしれません。
その際は、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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