春先になると多くの方を悩ませる花粉症。
年々ご相談を受ける時期が早くなっていて、今年は年明けからよく耳にするようになりました。
今回ご紹介するのは、6歳から花粉症を発症した小学生の女の子の症例です。
目の痒みと鼻水で抗アレルギー薬や点鼻薬を使用していましたが、改善しないため当院にご来院されました。
当院の鍼施術で、マスクやメガネなしでも外での授業や遊んでいる際の症状がほとんどなくなった症例です。
【花粉症の仕組み】抗アレルギー薬で目の痒みと鼻水が改善しなかった理由
7歳 小学生 女性
一年前の6歳の頃に花粉症を発症し、目の痒みと鼻水の症状があり、抗アレルギー薬の服薬と点眼薬、点鼻薬を使用していました。
なかなか改善が見られない中、外での体育の時間や遊びの時間にマスクや花粉症メガネが手放せなくなり、いつも辛い思いをしていたようです。
検査をすると、目から鼻の周囲にアレルギー反応があり、ポイントを押さえると痛みや違和感がありました。
花粉症でのアレルギー反応は、花粉が入ってくる鼻や目など、顔の周りの炎症として出ることが多いです。
炎症があると痛みや腫れが出てきます。
実は痒みは痛みの一種で、目に炎症が起こるため血液が集まり、涙を流して花粉を洗い流すよう働きます。
また鼻水や鼻詰まりは、鼻の粘膜が炎症で腫れるために起こります。アレルギーは、免疫システムが本来無害な物質(花粉やハウスダストなど)を有害なものと誤って認識し、過剰に反応することで起こります。
免疫システムの働きは、自律神経系の影響を受けており、特にストレスなどによる自律神経の乱れは、免疫機能のバランスに影響があることが多いです。
抗アレルギー薬や点鼻薬は、炎症を抑えたりアレルギー反応を軽減する効果がありますが、自律神経系の問題がある場合、これらの薬の効果が十分に発揮されないこともあります。
これは、ストレスや自律神経の乱れが免疫系の反応に影響を与えるためです。
東洋医学的に考える花粉症の治療法
自律神経は全身の筋肉や血液の循環や内臓の働きを整えるものなので、花粉症のように顔にアレルギーの症状が出ていても、東洋医学的には全身のツボを使って治療を行っていきます。
当院では症状だけでなく患者さんの体の状況に合わせて、手や足のツボを主に使います。
顔には鍼をおこないません。
その理由は、炎症症状の起きている部分を刺激して、炎症がひどくなるのを避けるためです。
今回のこの女の子も当院の鍼治療で、アレルギーの炎症と自律神経の働きを整えたところ、顔を押さえて痛みがあったポイントだけでなく痛みや目の痒みも改善しました。
その後、週に一度のご来院で5回来ていただき、外遊びも外での体育の時間も症状がでることなく楽しめているようです。
花粉症の目の痒みや鼻炎症状のセルフケアについては、別のブログでまとめています。
こちらも合わせてご覧になってみてください。
花粉症で目がかゆい!目の症状チェックとかゆみを抑えるセルフケア
当院の花粉症の治療についてはこちらをご覧ください。
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