スマホを長時間使用していると、首や肩のこりがひどくなり、さらに手のしびれを感じる方が増えています。
多くの方は、これらの症状について病院で検査を受けても「異常なし」と言われ、改善策がわからず困っているようです。
実は、手のしびれには複数の原因があります。
首の問題から来ることもありますが、それだけではありません。
姿勢の悪さも関係していますが、「手根管症候群」という状態も多く見られます。
これは、手首の部分で神経が圧迫されることで起こる症状です。
スマホの持ち方や日常的な手の使い方によって、手首から腕に負担がかかると、この手根管症候群を引き起こすことがあります。
現代生活に欠かせないスマホの使用で手がしびれるとなると、日常生活で辛いですよね。
今回のブログをご覧いただくと、スマホ使用による手のしびれの原因と、簡単なテーピングで改善する方法がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。
手のしびれはどこから?手根管症候群の原因と症状をセルフチェック!
手根管症候群は、手首の骨と靭帯に囲まれたトンネル(手根管)を通る神経が障害されて起こるしびれや痛みです。
まずは手のしびれが手根管症候群からなのか、それ以外なのか、簡単なテストでわかりますので、チェックしてみてください。
①手首を曲げるテスト
手首を手のひら側に曲げて、左右の手の甲を合わせます。
1分ほどすると手にしびれが出てくると手根管症候群の可能性があります
②手首を叩くテスト
手首の手のひら側のしわ部分を軽く叩きます。
叩いた時に、中指や親指にしびれや痛みがあると、手根管症候群の可能性があります
③OKサインができるか?しびれのある手でOKサインを作ってみてください。
綺麗な丸ではなく、楕円形になる場合は手根管症候群の可能性があります。
これらのテストのうち、一つでも当てはまると手根管症候群の疑いがあります。
また、手のしびれだけでなく
・手のひらの親指付け根の筋肉が痩せてくる
・ものがつまみにくくなる
・夜中から朝にかけて痛みやしびれがひどくなる
・小指以外の指全体の痛みやしびれがある
・手を振るとしびれや痛みがマシになる
など指を動かす感覚がなくなってきます。
こういった症状は、手首部分の靱帯が緩むことで神経や筋肉に負担がかかることが原因です。
手の使いすぎで起こることが多いですが、そのほかに妊娠や出産でむくみやすいと起こることもあります。
手根管のある手首への負担は、特に手首をひねる、ものを握った状態で手や指を動かすといった動作で大きくなり、スマホを使う際の手の状態が、この症状を悪化させる要因となっています。
スマホ操作が手根管症候群の原因に?今すぐ見直したいポイント
スマホ使用が手根管症候群を引き起こす理由は、私たちの手の向きと姿勢に関係しています。
通常、前かがみで作業をする姿勢では、手のひらが自然と下向きになります。
反対に、背筋を伸ばすと手のひらは上向きになりやすいのです。
ところがスマホを使う時、私たちは背中を丸めながらも手のひらを上に向けています。
この「背中は丸める」のに「手のひら上向き」という不自然な姿勢が、手首とその周囲の筋肉に大きな負担をかけているのです。
この負担が積み重なることで手根管症候群の症状が現れます。
これが手根管症候群の一つの要因になります。
それを軽減するためには、姿勢をリセットすることです。
手のひらを上に向けて手を伸ばし、腕をひくように肘を曲げることで姿勢が整い、手首やその周りの筋肉の負担が軽減されます。さらにテーピングで固定することで、手首への負担がより軽減されます。
手根管症候群の原因を2本の簡単テーピングで改善!
それでは、手首への負担を軽減するためのテーピング方法をお伝えします。
貼るテープは伸縮性のあるものを2本使います。
長さは手首の太さに合わせてください。
・1本目は手のひらを上にして貼ります
①手のひら側の手首のしわから肘の内側に向かって50%くらいの引っ張り具合で貼ります・2本目は手をひねりながら貼ります
①手の甲がわの手首の骨の出っ張りにテープの端を貼ります
②手のひらを上にして、手のひらが下に向くようにひねりながらテープを貼ります。③引っ張る強さは50%くらいで貼ってください。
それぞれのテープの貼りはじめと貼り終わりは、1〜3cmほど引っ張らずに貼ると、かぶれたり剥がれたりしにくくなります。
かぶれにくいテープの貼り方と剥がし方は、ショート動画にあります。
そちらも参考にご覧ください。
体調や日常生活環境など個人差もありますので、今回の方法を1週間ほど続けてみてください。
もし手のしびれがなかなか解消されない時には、そのほかの原因も考えられます。
その際は、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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