朝晩の寒暖差が大きくなる季節、なんとなく体が重だるく感じたり、疲れやすくなったりしていませんか?
こういった時期には、急な首の痛みで回りにくくなる、寝違えのご相談が多くなります。
寝違えで多い症状には、
・朝、起き上がろうとした瞬間に「ビキッ」と首が痛くなった
・車の運転中、バックミラーを見ようとして首を動かせなかった
・首だけでなく、肩から背中までガチガチに凝っている感覚がある
といったものがあります。
寝違えの原因解消には、首だけではなく背中から肩甲骨周りをほぐすことがポイントになります。
それは、首を支える筋肉が背中や肩甲骨との関係がとても大きく、姿勢にも影響するためです。
今回のブログでは、なぜ「背中の冷え」や「姿勢の乱れ」が寝違えにつながるのか、その理由と、肩甲骨まわりをほぐして楽になるセルフケア方法をお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
※動画は現在編集中です。もう少しお待ちください。
背中の冷えが寝違えの原因に!?立ち仕事で首の痛みに悩んだ患者さん
今回は、「急な首の痛みでお仕事が辛い」とご来院された、洋菓子店にお勤めの女性の症例を元にお話ししていきます。
以前より肩こりや背中のコリがありましたが、昨日の朝起きてからは首も痛くて、お仕事のケーキ作り中も辛く、無理をしながら作業していたとのことです。
昨日よりも痛みが強く、「このままではさらに悪化するのでは?」と不安がありました。
洋菓子店での作業は立ち仕事で同じ姿勢が続き、生クリームやチョコレートを扱うため、調理場の温度は低く、どうしても体が冷えやすくなります。
お身体を確認すると、首から背中の周りがガチガチで、体をひねる際に左右差があったり、腕も左右で上がる角度が違っていました。
このような体の動きの違いは、姿勢の歪みによって体のバランスが崩れていることが原因で起こりやすくなります。
普段から体が冷える環境でお仕事をされているため、同じ姿勢や偏った体の使い方が続くことで、姿勢が悪くなり筋肉が緊張しやすくなります。
姿勢が崩れていると楽な姿勢が取りにくくなるため、睡眠中もリラックスできず、筋肉のこわばりもなかなかほぐれません。
このように筋肉のこわばりが続くことで、寝違えにつながることも多くなってしまうんです。
下向き作業に注意!寝違えの原因には肩甲骨や背中の筋肉が関係します
実は、もう一つ寝違えの原因として、見落とされやすいことがあります。
それは、下向き作業が続くことによる、首〜肩甲骨〜背中の負担が大きくなることです。
今回の患者さんのように立ち仕事での下向き作業だけでなく、長時間のデスクワークやスマホの使用も要注意です。
こういった姿勢が続くことにより、首を支える肩甲骨や背中周りの筋肉が緊張します。
背中が丸くなったり肩甲骨が正しい位置からズレたりすると、姿勢が悪くなってしまうんですね。
その結果、ますます筋肉が緊張しリラックスした睡眠姿勢が取りにくくなります。
そうすると、寝返りがしづらくなり、首への負担もますます増えてしまい、睡眠中に筋肉のコリが解消されにくくなります。
こういった日々の何気ない積み重ねが、気付かないうちに寝違えの要因になってしまいます。
寝違えの原因解消!肩甲骨と背中をほぐして改善するセルフケア
それでは、寝違えの原因となる肩甲骨や背中の筋肉をほぐす、セルフケアをお伝えします。
①脇の下をほぐす
まずは肩甲骨の周りをほぐしていきましょう。
脇の下に手を入れて、後ろ側の筋肉を大きくつかむことで、肩甲骨の動きを支える筋肉がゆるみ、筋肉を痛めずにほぐしやすくなります。その際に、少しずつつかむ場所をずらすと、気持ちのいい場所があると思います。
そこをつかんだ状態で、3回深呼吸をします。
その後、脇の下をつかんだまま、腕を後ろにゆっくり5回まわしてください。
首に痛みが出ないように、無理をせず、つかんだところが気持ちのいい痛さがポイントです。
少しずつ場所をずらして、3ヶ所ほどほぐしてください。
②背中をほぐす(左側が痛む場合)
右手の指で肩甲骨の間の背骨の左側を押さえます。背骨左側を指で押さえながら首を動かすことで、首から背中の背骨が動きやすくなります。
少し左を向きながら背中を押しながら、ゆっくり首を上下に5回動かします。
特に首が動きやすくなるポイントがありますので、そこを中心に、背骨に沿って少しずつずらしながら、同じように首を上下に動かしてください。
こちらも、首に痛みが出ない範囲で、3ヶ所を目安にやってみてください。
また、今回の方法と違う、ストレッチをまとめたブログもあります。
こちらも参考にご覧ください。
まとめます。
体の冷えや下向き作業が続くことにより、首〜肩甲骨〜背中の負担が大きくなります。
そうすると、背中が丸くなったり肩甲骨が正しい位置からズレたりしやすく、姿勢が悪くなってしまいます。
その結果、寝返りがしづらくなり、首への負担が増え、睡眠中に筋肉のコリが解消されにくくなります。
こういった日々の何気ない積み重ねが、気付かないうちに寝違えの要因になってしまいます。
今回のセルフケアをやってみて、少しでも楽になる場合は、3日ほど続けてみてください。
もしやってみても、なかなか痛みが改善しない場合は、無理せずお早めにご相談ください。
体調や生活環境など個人差もありますが、体の歪みがあり楽な姿勢が取り辛いことも考えられます。
くれぐれも、無理なさらないでくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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