肩こりや腰痛など慢性的な痛みをもつ方は、日本人の中でそれぞれ3000万人ほどいるというデータがあります。
そういった方にとったアンケートの結果が新聞に載っていましたので、こちらで少し解説していきます。
腰痛や肩こりなどの方に質問です
あなたは、慢性的な痛みはどうしていますか?
8月12日の新聞に載っていた記事で意外な事実が判明しました。
慢性疼痛を持つ人のなんと7割以上が「我慢する」と言う結果が出ています。
全国9400人を対象に調査したこの統計の結果ですが、このブログを読んでいるあなたも思い当たるところがあるのではないでしょうか?
記事の中にある近畿大学の研究では、
「痛みは我慢してもよいことは無い。我慢できなくなるほどの痛みになってからの治療では、薬でのコントロールが難しくなることもある」
と言っています。
慢性的な痛みは身体の不具合のサインです。
慢性痛を東洋医学で考える=未病
東洋医学では、肩こりや疲れやすい、食欲不振があるなどは、病気になる前兆だと言われます。
身体は血液によって必要な栄養や酸素を運び、神経によって筋肉や内臓と脳をつなぐことで、思いのままに動かす事ができます。
本来は、疲れや不調があっても、睡眠や食事により休息をとる事で、血液が運ぶ栄養や神経の働きで身体は回復してきます。
ところが、生活習慣や仕事の環境、過去のケガなどにより体がゆがむと血液の流れや神経の働きが悪くなり、回復力が落ち、いろいろな症状が出てくるのです。
この体の状態を、東洋医学では「未病」といわれる、病気になる前の段階を指します。
当院ではそういった「未病」に対するアプローチも行っています。
鍼灸施術や整体により、身体の不具合がひどくなり痛みが悪化する前に、未然に調整することができます。
鍼灸だけでなく神経と筋肉を調整する整体などで、肩こりや腰痛、自律神経失調などをコントロールして、元気な身体を作り快適に過ごせるようにサポートしていきます。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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