口を開けるとカクカク鳴る、あくびをすると顎が外れそうになる、口を開けると顎が痛むなど、顎の不調に悩む方は年々増えています。
平成28年に行われた歯科疾患実態調査では、顎関節に何らかの症状が見られる患者数は、1900万人にも上り、1年間に75万人もの方が歯科医院での治療を受けているというデータがあります。
今回のブログでは、顎関節症で口を開けると痛みやカクカク鳴る方に対して、症状を改善するためのマッサージの仕方をお伝えします。
ぜひ、最後までご覧ください。
顎関節症の痛みや音が鳴る症状の原因
痛みの原因①顎の筋肉
顎の関節は右側のイラストのように、他の関節と違い、筋肉によって頭蓋骨にぶら下がっています。
顎関節は、頭の骨と顎の骨で関節になり、顎の骨が筋肉でぶら下がっているだけなので、筋肉の緊張によりギュッと噛み締めたり、顎の骨がずれたりするのです。
また関節部分は大きく動くため、関節円盤というものがあり、噛み方や筋肉の関係で引っ張られて潰れてきたりするため、どうしてもズレが出てきやすくなってきます。
その為、関節円盤が引っ掛かったりしたときにゴリッと音がしたり、ズレるような感じになり、痛みにつながってきます。
痛みの原因②姿勢について
顎の関節は、姿勢の影響も強く受けます。
頭を横に倒して開け閉めすると、骨の重さで倒した方に引っ張られるので、左右で顎の動きがずれてしまうのです。
痛みの原因③ストレスとの関係もあります
緊張すると、肩や首に力が入ることで、肩や首、口周りの筋肉が緊張し、噛み締めが強くなったり、左右の筋肉の緊張が変わるため、顎の動きがおかしくなります。
顎関節症でカクカク音が鳴る症状の治し方のポイント
カクカクという音や顎の痛みを治していく時のポイントになるのが、顎の筋肉です。
顎の骨は筋肉でぶら下がっているだけですので、口を開け閉めするときの筋肉の緊張により動きが変わります。
顎の筋肉は、左側のイラストのように関節から中に向かってついている小さい筋肉や、外側から頬骨の方についている筋肉・頭の横の筋肉など大きく分けると3つの筋肉があります。
また、姿勢も関係してきますので、頭を支える首の筋肉も顎関節症を治す時のポイントになります。
顎が悪い方の姿勢は、右の写真のように背中が丸くなって猫背のような状態で、顔が前に出てるような姿勢になっていることが多いです。
そうすると、顔が前に出ている分、首の筋肉に引っ張られた状態のままになり、口を開け閉めすると顎関節に負担がかかり痛みが出やすくなります。
次のところでは、顎の筋肉と首の筋肉の緊張をほぐすマッサージをお伝えします。
顎関節症の痛みやカクカクなる症状を改善するマッサージ
では、まず首のマッサージをお伝えします。
・耳の下の筋肉は耳たぶの下から顎の横にある筋肉をほぐします。
①指の太さくらいの筋肉を親指と人差し指の横全体でつまみます。
②皮を引っ張らないように気をつけながら、少し引っ張る感じで行います。
強さの目安:ほっぺたを引っ張って痛くないくらいの強さでつまんでください。
もう一つは、頬のマッサージです。
①人差し指から薬指まで3本の指のお腹部分で頬骨の下を軽く押さえる。
②軽く抑えた状態で、顎を開け閉めする。
頬骨の下側を指で押さえて、口を開け閉めすると指の下にある筋肉がほぐれて、口を動かしやすくなります。
顔や首の筋肉は細かったり薄かったりするため、マッサージが強すぎると傷めてしまうので、物足りないと思うくらいの強さでやってみてください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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