今年もクリスマスが終わりましたね。
自宅でサンタクロース役をやった方もいらっしゃったのではないでしょうか?
クリスマスといえば赤鼻のトナカイが有名ですよね。
実はクリスマスにサンタクロースのソリを引っ張っているのは、全部メスのトナカイなんだそう。
オスのトナカイの角は秋に生え替わりのために落ちるので、冬に角があるのはメスだけだということです。
びっくりですよね!
びっくりすることを「腰を抜かす」ともいいますよね。
急に腰が痛くなって動けなくなる「ぎっくり腰」と呼ばれる状態です。
ぎっくり腰を経験した方からは、
・重いものを持った時に急に痛くなった
・くしゃみをした時に急に痛くなった
・立ち上がった際に痛くて動けなくなった
・朝は軽い痛みだったのが夜には激痛になった
といった症状をお聞きすることがあります。
急に痛くなったり動けなくなったりすると辛いですよね。
そこで今回は、ぎっくり腰について解説し予防や対策についてまとめました。
ぜひ一緒に解消していきましょう!
この症状に要注意!ぎっくり腰の原因になる前兆とは?
急に腰が痛くなるぎっくり腰ですが、前兆として「ふくらはぎが引きつる」「足がだるくなる」といったことが起こる場合が多いです。
その理由は、ぎっくり腰の原因が、腰や下半身の筋肉が硬くなって楽な動作ができなくなっているためです。
ぎっくり腰は急性腰痛とも言われ、急に腰に痛みが出る状態を言います。
・急に体を捻る
・重いものを持ち上げる
・急に立ち上がる
といった際に起こることが多いです。
また、朝起きる時に痛くなったり、いつもと同じ動作をしていても急に痛くなったりすることもあります。
体を捻ったり、ものを持ち上げたりする動作は、腰だけでなく下半身や上半身も一緒に使います。
つまり全身の運動です。
この下半身と上半身を繋いでいるのが、腰の部分です。
下半身が安定していると腰から上が楽に動けますが、下半身が不安定だと腰で体を支えるようになるため、腰に負担がかかりやすくなります。
特にふくらはぎが緊張すると、踏ん張りにくくなるため下半身が不安定になりやすく腰の負担が大きくなり、お尻や腰の筋肉が緊張してきます。
その結果、楽な動作ができず腰を傷めてしまいます。
このように、急な動作だけでなく普段と同じ動作をしていても、腰を傷めてしまうのは、腰の負担が大きくなる動作になっているからです。
ふくらはぎが緊張すると、だるさやこむら返りが起こりやすくなります。
この場合の予防方法としては、足がだるくなったり引きつったりしてきたら、ストレッチやお風呂で温めて下半身の筋肉をほぐすことです。
寒くなるとぎっくり腰が増える原因は、〇〇が冷えるから
ぎっくり腰は寒くなってくると多くなってきますが、その原因は下半身からの血液が冷えることでお尻の筋肉が冷えて硬くなるためです。
お尻の筋肉は足と骨盤をつなぎ、腰を支えるコルセットのような働きがあります。
お尻の筋肉は骨盤を立てて体を真っ直ぐに保つ働きがあるため、この筋肉がしっかり働く状態を作っておくことがぎっくり腰の予防につながります。
下半身の血液はお尻や股関節を通って体の中心に戻ってきます。
ですので、下半身からの血液が冷えているとお尻や股関節周りの筋肉も冷て、硬くなりやすいということです。
その結果、腰に無理がくる動作になり、ぎっくり腰を起こしやすくなります。
予防方法としては、ふくらはぎや太ももを冷やさないこと。
腰を温めることも大事ですが、下半身が冷えると腰も冷えやすくなるため、下半身を冷やさないことがポイントです。
合わせて、お尻の筋肉もほぐすことで腰が支えやすくなり、ぎっくり腰の予防につながります。
ぎっくり腰の原因を予防するには足の向きも大事です
お伝えしてきましたように、ぎっくり腰の予防には下半身の冷えを予防し、しっかり踏ん張れることが大事です。
このしっかりと踏ん張りが効くようにするには、もう一つ大事なポイントがあります。
それは、足の向きです。
実は足の指が向いているほうに力が入りやすいという特性があります。
例えば体の前で動作をする際には、足を正面に向けて動作をする方が足に力が入り、下半身で踏ん張りやすくなります。
どちらが足に力が入りやすいか、実際に試してみてもらうとわかりやすいかもしれません。
ではまず、椅子から立ち上がる際に足先を少し開いて立ち上がってみてください。次に足をまっすぐ正面に向けて立ち上がってみてください。いかがでしたでしょうか?
足をまっすぐ正面に向けて立ち上がった方が、足に力が入ったと思います。
動作をする方向に足の指が向くようにすることで、足の裏〜ふくらはぎ〜太ももと下半身全体にしっかりと力が入るようになります。
その結果、楽な姿勢で動けて腰にかかる負担が少なくなるため、ぎっくり腰の予防につながります。
まとめます。
ぎっくり腰の原因は、腰や下半身の筋肉が硬くなって楽な動作ができなくなっているためです。
急に腰が痛くなるぎっくり腰ですが、前兆として「ふくらはぎが引きつる」「足がだるくなる」といったことが起こる場合が多いです。
足がだるくなったり引きつったりしてきたら、ストレッチやお風呂で温めて下半身の筋肉をほぐすと楽に動きやすくなります。
また、下半身が冷えると腰も冷えやすくなるため、下半身を冷やさないことがポイントです。
合わせて、お尻の筋肉もほぐすことで腰が支えやすくなり、ぎっくり腰の予防につながります。
足の向きも大事です。
足を正面に向けることで、足の裏〜ふくらはぎ〜太ももと下半身全体にしっかりと力が入るようになります。
その結果、楽な姿勢で動けて腰にかかる負担が少なくなるため、ぎっくり腰の予防につながります。
今回の予防方法を実践してもぎっくり腰を起こすことはあります。
何度もぎっくり腰を繰り返している場合は、体の歪みから楽な動作ができない場合や筋肉を傷めている場合もあります。
その際には、当院までご相談ください。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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