顎関節症とは
顎関節症(がくかんせつしょう、英: Temporomandibular joint disorder)とは、顎関節部や咀嚼筋などの疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれるとされている。
Wikipediaより
当院には顎関節症でお困りの方も来院されます。
顎関節症で来院される方の多くは、ものを噛むときに「パキパキ音が鳴る」や「口が開きにくい」「まっすぐ開かない」と言って来院されることが多いです。
顎の関節は筋肉でぶら下がっているだけなので、首のコリや姿勢の傾きにより筋肉が引っ張られてバランスが悪くなってきます。
少しずつ引っ張られることにより、口の開け閉めの時にどうしても引っかかりやすくなってしまうのです。
そこで、今回は顎関節症に対して自宅でできるストレッチやマッサージをお伝えします。
顎関節症に対するストレッチ
さきに説明したように首のコリや姿勢からも顎の関節のバランスが悪くなるので、頚椎などの背骨のバランスを整えてやることも顎関節症を軽くしていくことに有効です。
頚椎などの背骨のバランスを整えて顎の関節がスムースに動くよう、首から背骨の関節の軸が整いやすくなるように顎だけでなく、肩から背中のストレッチも有効です。
【首のストレッチ】
①まず頭を少し上に向け顎を引き、肩と同じ位置に頭が来るようにまっすぐ前を向きます。
②耳たぶのすぐ後ろの凹んでいるところに人差し指を置きます。
③人差し指を基準にゆっくりと顔を上に向けたり下に向けたりして、首のストレッチを行います。
※解説※
顎関節症の方は、頭が肩より前に出ている猫背気味の方がほとんどです。
頭が肩の上にある状態で、首を上げ下げすることで首から背骨のバランスが整いやすくなり、首から肩の筋肉がストレッチされます。
顎関節症に対するマッサージ
姿勢の悪さや片一方の顎だけで噛む癖があると少しずつバランスが悪くなってきます。
噛み癖による顎や首の筋肉のコリにより、顎関節症の痛みも出てきやすくなります。
【ほっぺたのマッサージ】
①頬骨のすぐ下に人差し指・中指・薬指を置き、円を描くように軽く筋肉をほぐす。
【首のマッサージ】
①耳の下で、下顎の角の下を人差し指・中指・薬指で、縦に軽く動かし筋肉をほぐす。
※解説※
顎や首の周りの筋肉は、神経が過敏なので軽い刺激で行うことが大切です。
強い刺激は、逆に痛みが強くなる場合がありますので、指を軽く曲げる強さを目安に行ってください。
顎関節症は、はじめのうちはマウスピースなどによっても改善してきやすいのですが、治療するまでに時間が経ってしまうと、マウスピースだけではなかなか改善しにくい場合があります。
自宅でストレッチやマッサージで予防しながら、姿勢にも気をつけてみてくださいね。
(鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師 星野泰隆監修)
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