星野鍼灸接骨院

こんにちは。

今治市上徳の星野鍼灸接骨院院長の星野です。

今日は、当院にご来院中の患者さんにもお伝えしている「腰痛の予防と解消に効果的なツボ」についてお話しします。

日本人にとても多い腰痛。

5年前のデータで2800万人、現在では3000万人を超えると言われています。

そんな腰痛に対して、自宅でできることもたくさんありますので、今回はそのなかから簡単にできるツボ押しポイントをお伝えします。

動画ではツボの場所を解説していますので、そちらの方もご覧ください。

腰痛予防と解消に効果的なツボの動画はこちら

 

腰に痛みがあるときは、腰に原因があると思いがちですが、痛みがあるところに原因があるとは限りません。

立ち姿勢が悪く腰痛が出る時には、足や膝に原因がある場合もありますし、股関節の筋肉が上手く働いていなくて腰痛が出てくる場合もあります。

足や膝のバランスが崩れているというのは、体を家で例えるなら家の基礎部分のバランスが崩れているということ。

基礎が傾いていると、その上に立つ柱も傾くため家自体が傾いてしまい、構造が弱くなってしまいます。

また、同じような理由で上半身のバランスの崩れが原因で腰痛が出てくる場合には、首や肩甲骨や肋骨の動きが悪くなっていたり、手首が原因で腰痛が起こる場合もあります。

実は、こういった手や足のところにも腰痛に効くツボが存在します。

基本は動くこと

 

腰痛の予防をするには、基本的には動くことが大事です。

何か特別な運動やスポーツをするというわけではなく、同じ姿勢を続けないようにして、こまめに動いてあげることが大事です。

デスクワークや立ち姿勢が続くようなお仕事をされている方は、少なくとも1時間ごとに休憩を挟んで、２分ほど体を動かしてあげるだけで予防にもなります。

同じ姿勢が続いてしまうと、同じ筋肉ばかり緊張してくるため、少しずつ姿勢を変えることで負担の軽減になります。

例えば…

座り姿勢が続くデスクワークでは、午前と午後とで少しだけ椅子の座面の高さを変えてみるのも一つの方法です。

座面の高さが変えられない椅子の場合は、座布団を利用して高さを変えることで、体の角度が変わり姿勢に変化をつけられます。

立ち仕事の場合は、薄い５cmくらいまでの台に片足ずつ交互に乗せることにより、下半身の筋肉の使い方が変わり、姿勢に変化をつけることができます。

少しの工夫で、簡単に姿勢を変えて負担を分散することができます。

座り方や立ち方でも、腰に負担がかかりにくくなる重心位置がありますので、近いうちにそちらについてもお話ししていきますね。

腰痛に効くツボ

今回ご紹介するツボは３つ。

手と膝の裏とお尻にあるツボです。

腰痛ですが、腰では無く自分で押せるところのツボをご紹介します。

①腰痛点（2箇所あります）

・手の甲で、人差し指と中指の骨の間が交わるところ

・手の甲で、中指と薬指の骨の間が交わるところ

押し方　：　指の先で縦にゴリゴリするように刺激します。

②委中

・膝の裏の真ん中で、膝を曲げた時にできるシワの上で動脈が拍動するところ

押し方　：　座って膝を曲げた状態で、指の腹でゆっくりと押さえていきます。

少しコリコリする感じで痛みを伴いやすいので、ゆっくりやってみてください。

③環跳

・お尻のやや外側で、力を入れるとえくぼのように凹みができるところ

※座った状態では、股関節の骨の後ろで押して痛むところ

押し方　：　テニスボールを使います。

座った状態で、股関節の骨の後ろで押して痛むところにテニスボールを当て、テニスボールに少し乗るように体を傾けます。

その状態で、ゆっくり足を上げ下ろしして刺激します。

ツボ押しで、腰痛は緩和することがありますが、これだけでよくならない場合ももちろんあります。

強くやりすぎると、逆に傷めてしまう場合もありますので、ご注意くださいね。

当院では、患部の状態だけでなく、普段の骨格バランスも確認しながら施術を行っています。

骨格が安定していないと骨でなく筋肉で体を支えるためにどうしても体に無理がかかりやすくなります。

まずはしっかりとバランスが取れる体にすることが大事ですので、ケガだけでなく慢性的な肩こりや腰痛でもご相談くださいね。

（鍼灸師・あんまマッサージ指圧師・柔道整復師　星野泰隆監修）

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